こんにちは。
今日も晴れました。
昨日ほどの寒さでは無かったですが、朝晩はかなり冷えてきましたね。
続いてもSANDERSです。
今回、紳士方はちょっとお休み!??
SANDERS 2265 FEMALE PUNCHED SANDAL
メンズでは現行品が見つけられなかったので、今回はレディースシューズです。
このタイプの靴、いや靴に限らないかも・・・、
スコットランドの民族衣装をイメージして頂きたいのですが、(突然!??)
キルト(タータンチェックの巻きスカート)にハイソックスにギリーなどのブローグシューズの↓こちらですね(感謝)
現代の日本では(多分日本以外でも)、女性服のイメージが強いですよね。
でも、スコットランドの格調高い男性服なのです!!
突然何!??
ですが、もう少し脱線にお付き合い下さいませ。(謝)
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
元々キルトは戦士たちが着用する服装で女性は着ることができなかったのですね!(驚)
キルトは中央アジアからスコットランドやアイルランドなどに渡来したケルト民族が起源だそうです。
スコットランド北部のハイランド地方に定着したケルト民族はスカートのような民族衣装を身に付けていたそうです。
やがてケルト民族は「クラン」と呼ばれる氏族を形成し、氏族のシンボルとしてそれぞれ異なる柄のキルトを着用するようになりました。
因みに「キルト」というのは英語名で、ケルト民族の言葉では「フェーリア」と呼ぶそうです。
ケルト民族はキルトを腰に巻いてベルトで締め、ベルトに大きなナイフや袋などを下げていました。
そして、スコットランドとイングランドは長い間戦争を繰り返していました。
そのような環境の中で、ハイランド人はスコットランドへの愛国の意味を込めてキルトを着用していたそうです。
18世紀には、イングランドがスコットランドの民族の結束を弱めるためにキルトの着用を禁止しました。
それから40年後にキルトの着用が許可されたそうですが、多くのタータンが失われてしまったようです。
1822年、ジョージ4世がスコットランドのエジンバラを公式訪問した際にキルトを着用したことからキルトブームが起こりました。
氏族ごとにパターンが決まっていたキルトですが、ブームをきっかけに大衆化し様々なパターンが生まれたそうです。
その後、第一次世界大戦中にはスコットランドの人々のアイデンティティーの象徴とされ現在まで続いているそうです。
今日、キルトはお祭りや結婚式、行事などで着用され、男性だけで無く女性も着用することもあるそうです。
また、スコットランド連隊の正装にもなっています。
今は女性向けと思われているデザインが実は男性用だったという話です。
そして今回の靴です。
このデザイン・・・どこかで見たような・・・
あっ!
そう、アレです、Tricker'sの「MARY JANE」!!
トリッカーズのシングルモンクの時に取り上げましたね。
「MARY JANE」もルーツは英国貴族のセレモニーで履かれていたデザインで、英国紳士のフォーマルシューズ!??、という話をしました。
その後、1900年代初頭のアメリカンコミックに登場するメリー・ジェーンちゃん履いていた事から命名され、レディースシューズとして広まっていったようです。
Wikipediaにも記述がありますね。(感謝)
『Buster Brown』についてはこちらも。(感謝)
日本では伝統的に(?)小さな女の子がお出かけ用に履くドレスシューズのデザインとしても有名かな!??って思います。
磯野わかめちゃんとか源静香ちゃんとかちびまる子ちゃんとかの世界ですね。(笑)
まさにメリー・ジェーンちゃんのコーデですよね!!?
そして大人用のレディースシューズにおいては『メリージェーン』が1つのスタイルとして認知されているようです。
ですので、様々なブランドから「メリージェーン」が出ています。
ここまでくると、完全にレディースシューズのイメージが強いですね。
でも、現代のファッションではジェンダーレスの流れが出てきていますよね。
ジェンダーレスと言っておいてナンですが、
本靴のようなデザインがメンズシューズとして再評価されてもおかしくないように思います!!
でも、今回はレディースシューズです!
余談が長くなってしまいましたが、靴を見ていきましょう!
と言うところまできて・・
今回はここまでです。
ではでは。