こんにちは。
今日も晴れました。
朝晩の冷え込みがじわじわと来ていますね。
前回の続きです。
伊勢丹限定の特別な「WESTBURY」を取り上げています。
Church's WESTBURY 73 Cordvan
どこが特別なの?
前回は特別なラストについて書きました。
ラスト73はプラダ買収によって廃盤となりましたので、現在ではとても珍しい特別なラストとなっています。
本靴にはもう1つ特別な別注ポイントがあります。
ホーウィン シェルコードバン
革の宝石とも称されるコードバン。
中でもアメリカの老舗タンナーHorweenのShell Cordvanは、昔ながらの製法で作られる高品質で貴重なコードバンです!
僕もこれまで色々と書いてきました。
コードバンはエイジングによって魅力が増していく革としても有名ですよね!
例えば、輝き。
コードバンは履き込んでいくと瑞々しい輝きが現れてきます。
艶やかなその輝きはまさに革のダイヤモンドですね!
例えば、履き皺。
コードバンの履き皺は大きく入る事が特徴で、カーフとは異なる独特の表情が現れます。
躍動的な履き皺は靴に貫禄をもたらし、何とも味わい深い魅力となりますね!
これらはブラックのコードバンでも味わえるエイジングです。
更にブラウン系のコードバンでは色抜けによる色味の変化も現れます。
アンティーク感のある色味はブラウンレザーならではの魅力ですね!
ただし、コードバンも時と場合によっては不都合な面もあります。
例えば、水。
コードバンは水を含むと水膨れが生じてしまいます。
ですので、雨雪はもちろん、水こぼしや浴び水(?)にも警戒が必要です!
例えば、輝き。
コードバンは鏡面磨きをしなくても輝きます。
輝く靴というのは場所によっては相応しく無い事もあるでしょうね。
それでも、どうしてもラスト73の「WESTBURY」を履きたいっ!!
という方もおられますよね!!?
そんなあなたのために伊勢丹でパターンオーダーをして・・・
いました。(過去形)
ええ、、、実はもう終了しています。
・・
でも、また機会があるかもしれませんよね!!??
因みに、「WESTBURY」の他に「DIPLOMAT」と「CHETWYND」もありました。
革もブラックカーフやネバダカーフ、スエード、ポリッシュドバインダーから選べたようです。
ちらっと革見本が写っていますが、カラーバリエーションが充実していますよね!
組み合わせによってはかなり珍しい靴も作れそうです!!
そういえば、先日伊勢丹メンズシューズのインスタグラムに『Manolo Blahanik』のカラフルなスエードシューズがポストされました。
『マノロ ブラニク』はレディースシューズでとても有名な人気ブランドですよね!
そのデザインがメンズシューズにも反映されているように思います。
例えばレディースシューズのような色味のスエード使いは新しいメンズドレスシューズの予感!??
ベースとなっているのはフルブローグやセミブローグでかなりオーソドックスなスタイルですよね。
ノーズ長やトゥシェイプ、アウトソールも特に奇抜なデザインでは無いです。
そこに従来には無かった色味の美しいスエードを合わせたデザインが斬新だと思います!
一体何を突然言い出しているんだ!??って思われました?
パターンオーダーの革見本から革を選ぶ時の参考になるかな、と思いまして。(笑)
オーソドックスなカラーであればある程度イメージが持てると思いますが、そうでは無いカラーはイメージするのも難しいですよね。
「マノロ ブラニク」のカラーは新しいイメージとしても参考になりますよね。
もちろん、靴そのものにも興味が湧いてきます!!
ところで、
革見本の画像を穴が開くほど凝視しても・・コードバンはありませんねぇ。
という事は、コードバンの73ラストは伊勢丹限定だけのようです。
やはり特別ですね!!
今回はここまでです。
ではでは。