こんにちは。
今日は穏やかな晴れの日で気持ちが良かったですね。
クロケット&ジョーンズのシングルモンクを見ています。
前回(2個前です)は「SAVILE」を取り上げました。
ハンドグレードの看板ラスト337を採用した上質なシングルモンクでしたね。
そして今回・・・も「SAVILE」!??
CROCKETT&JONES SAVILE4
「SAVILE」は「SAVILE」ですが「4」です!
もちろん、ハンドグレードです!!
いきなり「4」と遭遇してしまいました。
じゃぁ「2」とか「3」もあるんでしょ??って思うのが素直ですよね。
ググったのですが、情報が見つかりません、、、。
なぜ?
どこかのショップの別注とか??
気を取り直して、
どこが「4」なのか?
それはラストでしょうね!
ラスト367
ラストについて解説されたこちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
ラスト(木型)の紹介 | クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones) | Trading Post 公式通販
2012年1月に誕生したハンドグレードのラストです。
なんと『Trading Post』のリクエストから生まれたラストなのですね!!(凄)
ハンドグレード初期の頃からある名ラスト337Eを改良したラストだそうで、
幅が広く、踵が小さい日本人向けに後方部分をフィット感の優れたラスト363の形を継承しているとの事。
つまり、フロントの顔つきはラスト337、ウエストから踵のフィットはラスト363という事ですね。
という事は、ラスト337とラスト367の顔つきはそっくり!!?
そして、ラスト367を採用したモデルに「AUDLEY3」や本靴「SAVILE4」があります。
ですので、各自の足に合わせてラスト違いの「AUDLEY」や「SAVILE」を選べます。
あらためて、このようなラインナップをデザインした『Trading Post』の凄さ!
その凄さはこれだけではありませんでした。
なんと、純正ラバーソールの修理、
更に純正の中敷まで用意しておられるとの事!
因みに、以前ご紹介した『UNION WORKS』も純正パーツを扱っておられましたよね。
さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (6) CROCKETT&JONES ① MALVERN - 靴と歩む、僕の...
日本の専門店の信頼って本当に凄いですね。(尊)
ラスト367の話でしたね。
フロントはラスト337と同じく、スーッと伸びたノーズでセミスクエアトゥ。
スマートさ、華やかさ、を出しつつ、クラシックな上品さも備えています。
装飾の無いヴァンプによってラストの形状がよく現れていますね。
バックはラスト363という事で、コンパクトなウエストやヒールと、僅かに打ち振りなカーブとなっています。
全体を見ると、ヒールからトゥへのアウトサイドカーブがしっかり見られます。
その影響からでしょうか、「SAVILE」と見比べると少しフロントが張っているようにも見えますね。
横顔
横顔の印象も「SAVILE」との違いは殆どありませんね。
クォーターの革の切り返しやバックルのデザインも共通しています。
今回はインサイド側の画像もあります。
クォーターの革の切り返しデザインはアウトサイド側と対称になっています。
鈍角のV字ラインから落ち着いた印象を受けます。
ウエストのコバに丸みをつける丁寧な仕事がされていますね。
後ろ姿
ヒールカップは丸みがしっかりしています。
アウトソールのヒールがコンパクトに見えてドレス感がありますね。
ソール
底付けはシングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。
コバの張り出しも抑えられていて、ドレス感が高いです。
ハンドグレードですのでアウトソールはオークバークソールです。
ウエストの削り、ヒドゥンチャネル、半カラスといった手間を惜しまない美しい仕上がりですね。
感想
「SAVILE4」は「SAVILE」のフィットを微修正したシューズでした。
基本的には殆ど同じような印象で、ウエストからヒールが僅かに細くなったような感じかなと思います。
足の形は人それぞれですから、より自分の足にフィットするラストを選べる選択肢があるというのは嬉しいですね!
ではでは。