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さり気なく、華やかに、シングルモンク。(3) Tricker's LEWISTON

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 

 久しぶりに自転車に乗って、近所をポタリングしました。

 暑くもなく、寒くもない、このくらいの気候は体を動かすのにも丁度良いですね!

 

 トリッカーズのシングルモンクストラップシューズを取り上げています。

 イギリスではフォーマルでも履かれるというブラックカーフのシングルモンクを取り上げました。

 前回はアッパーの素材違いでブラウンスウェードもチェックしましたね。

 今回はブラウンカーフのシングルモンクです。

Tricker's LEWISTON

 ユーズドで、サイズは71/2です。

 

 「LEWISTON」の情報を探していたら、アイルランド靴屋さんを見つけました。(感謝)

www.robinsonsshoes.com

 カテゴリーは『Town Collection』との事。

 前回取り上げた「MAYFAIR」も『タウンコレクション』とされていました。

 

 『タウンコレクション』について調べているのですが、情報が見つかりませんでした。

 以前は『1829コレクション』とか『ジャーミンストリートコレクション』とかいろいろありましたよね。

ベーシックを追求! プレーントゥダービー ⑩ トリッカーズ M8111 - 靴と歩む、僕の...

 でも、『タウンコレクション』は・・・無かったです。

 現在のカテゴリー分類なのでしょうね。

 「カントリー」に対して「タウン」という事なのかな??

 

ラスト10660/1

 ラスト10660/1はトレーディングポスト限定ラストのようです。

 ともあれ、既存のドレス靴用ラストを日本人の足形に合わせてモディファイしたそうで、ヒールカップは小さめ、やや内振りのシェイプに仕上げられているとの事。

www.mens-ex.jp

 でも、「LEWISTON」はトレーディングポスト限定という訳では無さそうですよね。

 インラインで採用されたのかも知れませんね!??

 

 小ぶりのラウンドトゥで、ドレス感がありますね。

 ノーズがスーッと伸びて、ロングノーズという程では無いですが、程良く長く見えます。

 サイドにエッジは見られず、柔らかな丸みがあります。

 スマートで上品なラストですね。

 

 前回のラスト4537(「MAYFAIR」)がクラシックな印象だったのに対して、本靴は現代的な印象です!

 

横顔

 クォーターの革の切り返しがあります。

 レースステイの付け根からヒール手前へとカーブを描いていて、クラシカルなデザインを踏襲しているように思います。

 「MAYFAIR」もそうでしたが、シングルモンクはストラップの幅も狭いので、レースステイも短めです。また、レースステイもVフロントのようにカットされています。

 これらによってヴァンプが広く、ノーズが長く見えますね。

 

 バックルは「MAYFAIR」と同じく小ぶりなスクエアで、角は丸みを帯びています。

 クラシカルで上品な印象ですね!

 

後ろ姿

 縫い割りで、上端はドッグテイルで仕上げられています。

 やはり「MAYFAIR」と同じ仕様で、伝統的な英国靴という印象がしますね。

 

 

burgundy museum leather

 アッパーはバーガンディーミュージアムレザーとの事です。

 ミュージアムと聞くとジョンロブのミュージアムカーフを想起しますが、本靴もそういう雰囲気のある革ですね。

 シンプルなシングルモンクである事で、革そのものの質感がよく表れていますね!

 

 前回のブラックのボックスカーフはカチッとした英国的クラシックという印象でしたが、

 本靴のミュージアムレザーはしなやかな柔らかさを感じるイタリア・フランス的クラシックという印象ですね。

 革のしなやかな柔らかさとラウンドトゥとの相性もとても良いと思います。

 

 因みに「burgundy」というのは「Bourgogne」すなわちフランスのブルゴーニュの英語名だそうです。(へー)

 そこから、ブルゴーニュの赤ワインに似た暗い青みがかった赤、暗紅色、を意味するようになったようです。(へー2)

burgundy(バーガンディー)の意味 - goo国語辞書

 

ソール

 底付けはシングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。

 アウトソールはシングルレザーで、オープンチャネルですね。

 「MAYFAIR」はヒドゥンチャネルでしたが、分けられている理由があるのでしょうね。

 ムラ染めのアッパーなのでカジュアルという位置づけなのかな!?!?

 

 ヒールのゴムはダブテイルです。

 クラシックな英国的デザインを踏襲していますね。

 

感想

  前回のブラックのボックスカーフの「MAYFAIR」がイギリス的で伝統的なクラシックという印象だったのに対し、

 今回の「LEWISTON」はフランス・イタリア的で現代的なクラシックという印象がします。

 でも、作りはちゃんと英国的で、こういうスタイルが現代的な英国靴なのでしょう!

 ソフトなドレスにも、カジュアルにも、合わせられるでしょうね。

 

 トリッカーズは老舗ですが、伝統的な靴ばかりではなく、現代的な靴もちゃんと作っていますね。

 元々、有名ファッションブランドやセレクトショップ等の別注も積極的に受けているブランドですから、常に新しい感覚を磨き続けておられるのでしょう。

 そこからまた伝統的な靴の魅力の再発見にもなったり!

 ですので、トリッカーズの魅力は尽きない!!!(好)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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