こんにちは。
今日は晴れて、気温も暖かくて、少し歩くと暑いくらいでした。
温度調整できる服じゃないと大変ですね。
前回の続きです。
モンクストラップシューズについて書き始めました。
もともと僕は好きなデザインなので、今期に限らず靴箱にほぼ通年一足は置いているかな。
今季出番が多いのはチャーチの「MEADWELL」です。
ブラックのスリムジーンズと合わせてUKロックなムード!!?
前回、モンクストラップシューズの歴史とドレスシューズとしてのポジションについて書きました。
その際にいろいろな記事を読ませて頂きました。
前回ご紹介していなかった記事もあり、僕もあれこれとイメージが広がったので、もう少し歴史とポジションのお話をさせて下さい。
17世紀〜18世紀
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
記事によると、バックルが付いた靴が17世紀から18世紀にかけて英国や欧州で人気となり、宮廷装束としても長らく残っていた、とありますね。
それと関係しそうな靴も見つけました。
なんと日本のブランドで「カルマンソロジー」です!
デザインのモチーフは17世紀初頭のイギリスの新教徒「pilgrim fathers」のスタイルから、とありますね。
こちらの記事に掲載されている絵画で、確かに紳士が履いています!
ウエディングタキシードは購入かレンタルか?表参道の隠れ家オーダーサロン : なぜ黒スーツはフォーマルになったか?フォーマル服の進化 17世紀~
おそらく装飾としてのバックルでしょうね。
非常に華やかな装飾です!
現代ではレディースシューズで見られるようなデザインですが、メンズシューズとなるアヴァンギャルドに見えますね!
フォルムも清らかな美しさで、ジェンダーレスな流れにも合っているように思います。
話を戻すと、
宮廷装束というドレス感の高いファッションの中で履かれた靴という流れから、
モンクストラップシューズは現代でも紐靴に準じたポジションとしてビジネスシーンなどでも履かれているのかもしれませんね。
20世期〜
もう一つ、こちらの記事も読ませて頂きました。(感謝)
タウンシューズとして登場したのは1930年代になってから、とありますね。
当初は天然ゴムを主原料にしたクレープソールが主流で、ボリューム感のある木型を使用したスポーティーなルックスのデザインが中心だったと。
そもそもがアルプス地方で誕生したワークシューズ(?)・デイリーシューズ(??)という事から考えれば、素直な流れでしょうか。
華やかさ・・・はあまり無かったのかな??
しかし、1940年代に入るとアメリカでドレスシューズとして脚光を浴びたそうです。
そして現代的なレザーソール仕様のものが増えていったそうです。
これに関して、こちらの記事にも書かれていますね。(感謝)
1940年代のアメリカでは冠婚葬祭含め履いていけるというフォーマルウェアとして発展した経緯があると。
それでは日本ではどうなのか?
World Footwear Galleryに限らず、他の靴屋さんや識者の方々も概ね否定的ですね。
想像するに、冠婚葬祭は国や地域の宗教観や文化の影響も大きいのかなぁと思われます。
モンクストラップシューズは、そもそもMonkが履かれるくらいですからキリスト教的な地域ではそれほど派手感・違和感が無いのかもしれませんよね。
クロスとかロザリオも金属製が多いですし。
対して日本は、日本の神様や仏様の宗教観ですし、詫寂文化ですし。
そうなると、金属の装飾は派手で違和感があるのかもしれませんね。
文明開化以降、西欧の服飾文化もすっかり浸透した日本ですが、宗教観や文化はやはり違います。
そういう事もあって、日本化された洋装とでも言いましょうか、日本流のドレスコードがあるのかもしれませんね。
それもまたファッションの面白さです!
今回はここまでです。
ではでは
追記
International Gallery BEAMSで「取り寄せ」を受け付けています。
ユーズドでもなかなか見つからない靴で、
新品も他所では見つからないですね。
レアな靴ですので気になった方はお早めが宜しいかと。