こんにちは。
今日も曇り気味の晴れでした。
今のところ暑さについて行けているかな。
もちろんエアコンのおかげは大です。(感謝)
前回の続きです。
ホワイトバックスの歴史を見ています。
始まりは1880年代のイギリスで、オックスフォード大学の学生がスポーツ観戦の際に履いていたそうです。
そして、上流紳士が船遊びで履いたり、海兵が履くようになったそうです。
その後、ホワイトバックスはアメリカへ伝わりました。
1920年頃は洒落者達のリゾートスタイルとして、
1950年頃にはアイビーリーガー達も愛用するようになりました。
そして既製服の量産が始まり、「アイビー スタイル」は「アイビー ルック」となって広まって行ったようです。
その影響はアメリカから日本へと伝わってきました。
日本へ伝播
アメリカのアイビーリーグのファッションに対する強い憧れから『VAN』というブランドが誕生しました。
そして60年代の日本にアメリカントラッドの大ブームを巻き起こしたそうです。
この辺りから今に至る日本の現代ファッションの歴史について書かれた本があります。
僕も以前読みました。
アイビーの他、ロカビリーやデニムや裏原など、東京を中心とした日本のメンズファッション文化が外の視点から丁寧に書かれていましたよ!(勧)
「アイビー ルック」はアメリカから日本に来た、というよりも、
日本からアメリカへ探究しに行って持ち帰った、
と言った方が正しいでしょうかね。
イギリスにしても、アメリカにしても、社会の中から生まれてきたファッションですよね。つまり、ファッションに背景があって、その背景の中で暮らす人の服装がファッションとなっています。
しかし、日本はそれを外から持ってきました。
しかも戦後日本の社会は欧米とは全く違います。
まさに「ルック」なファッションと言えるのかもしれません。
ただ、社会背景の縛りが無い事で純粋にファッションへの探究ができるのかもしれませんね。
本にまつわるエピソード記事も見つけました。(感謝)
日本人的な洋服観がじわじわと醸成され、日本のアメリカンファッションは本国アメリカよりも高く評価されるにまで至ったのですね。
そういえば数年前、Beamsのオリジナル商品も海外から買い付けられていると報道されたのを見たことがありました。
洋服という異文化を学び、独自にアレンジする能力に長けたセレクトショップの影響力は日本のみならず海外にも及んでいるのですね!
最近は韓国ファッションが熱いようですが、日本ファッションはどうなんでしょうね??
さて、僕はホワイトバックスについて書いているのでしたね。
60年代のアイビールックをググってみたのですが・・・なかなか見つからない。
当時の日本のホワイトバックス情報も見つかりません・・・。
ローファー人気が高く、他にはプレーントゥやウィングチップ等の表革が人気だったようですね。
あとはホワイトキャンバスのスニーカーでしょうか。
当時のサドルシューズについて言及された記事を見つけました。(感謝)
サドルシューズも19世紀終わり頃のイギリスですか。
ここを掘り出すと・・・長くなるのでまたいつか。(苦笑)
当時REGALが人気となったようですが、高嶺の花だったそうです。
レザーシューズが高価で希少だったのかも、
その上白い起毛革となると、なかなか普及しづらかったのかもしれませんね。
または、やはり汚れを気にしてなのかも、
それとも、海辺限定だったとか??
あらぬ妄想が膨らんでしまいますね。(苦笑)
ひょっとしたらこの流れでは無く、イギリスをお手本としていた戦前の日本にはあったのかも!?!?
20世紀初頭はアメリカもイギリスの服装に影響を受けていましたよね。
日本も1902年に日英同盟を結び、エリート層もイギリスへ留学していたり、お手本としていたのではないかと。
とはいえ、これもまたなかなか情報が見つけられませんでした。
もしも当時の日本にホワイトバックスがあったとするなら、大人の紳士向けとなるでしょうかね。
さて、ホワイトバックスと言えば『WALKー OVER』の名前が上がりますよね。
そのウォークオーバーが初めて日本に入ってきたのが70年代後半だそうです。
ですので、日本でホワイトバックスが人気となっていくのはこの頃以降なのかもしれませんね!??
その辺りに関係するような記事も見つけたのですが、
今回はここまでです。
ではでは。