真っ白なテニスシューズを履きたい気分（41）Santoni ② テニスシューズ

　こんにちは。

　今日は小雨が降ったり止んだりで、梅雨らしい感じでした。

　気温も下がって、意外と肌寒かったです。

　春に着る機会が少なかったニットベストを引っ張り出して着る事が出来ました。（満）

　前回はレザースニーカーの元祖とも言えるサントーニの「メンフィス」について書きました。

　それはスポーツブランドのスニーカーとは一線を画すデザインで、いわばドレスシューズとスポーツシューズの中間に位置するような「レザースニーカー」でしたね。

　以来、サントーニは時代のエッセンスを取り入れた様々なデザインのスニーカーを作ってきました。

　現在もスニーカーのラインナップは豊富ですね！

　その中から、僕が気になるサントーニのテニスシューズなスニーカーを見ていきましょう。

Santoni 

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　残念ながら現行のラインナップには見つからなくて、

　こちらは状態の良さそうなユーズドです。

フォルム

　低く平たい方向性、

　中庸なノーズ長、

　長い羽根のダービー（外羽根）で、

　基本的なフォルムはアディダスの「スタンスミス」に倣ったようなクラシカルなテニスシューズですね。

　いつもなら、自然な丸みのラウンドトゥ、と書くところですが、

　ほんのりスクエア気味にも見えるかなぁ。

　幅もやや細っそりした感じで、イタリアブランドらしいスマートな印象がします。

デザイン

　7ホールの外鳩目ですね。

　羽根の付け根に注目すると、

　一番下（トゥ側）のアイレットの下に施されたステッチの角度が特徴的ですね。

　レースステイに沿うラインでは無く、タンの付け根のステッチラインに沿うような角度になっています。

　これにより一番下のアイレットからアウトソールまでの切り返しが少し長めに見えますね。

　アッパーのサイドに注目すると、

　細いステッチが２本入っていて、台形のようなデザインになっていますね。

　その上底のすぐ下に太めのステッチが１つ入っています。

　ハンドステッチでしょうかね。

タン

　タンの上部にはブランドロゴが型押しされた別革があります。

　全て白で統一されていて敢えて目立たないようにデザインされていますね。

　そのブランドロゴのすぐ下にも太いステッチが１つ入っていますね。

　ハンドステッチが靴の印象を高めていますね。

 ヒール

　ヒールパッチはややボリューム感のある印象です。

　柔らかく上質な革の素材感が伝わってきますね。

　アウトソールのヒールにはブランドロゴが型抜きされています。

　ブランドを表すデザインは、タンとここくらいなので、とてもスッキリとした印象です。

アウトソール

　ソールの厚みは中庸で、クラシカルで上品な印象です。

　アウトソールの側面を見ると、アッパーとアウトソールを縫い合わせていると思われるステッチが靴を一周しています。

　オパンケ製法でしょうね。

　アウトソールの底面は5つの大きなブロックパートに分かれています。

　刻み込みも細やかで、すっきりとした見た目ですね。

感想

　サントーニである事を表すデザインはタンとヒールにある小さなロゴだけです。

　しかもオールホワイトでまとめられているので、目立ちません。

　サイドとタンにさり気なく施されたハンドステッチが人の手で作られたスニーカーである事を控えめに主張しているように感じます。

　そうする事で純粋に革のクオリティやフォルムデザイン等の良さが現れているように思います。

おまけ

　同モデルのサイズ違いでしょうね。

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 　今回はここまでです。

 　ではでは。