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僕も読んでいる話題のあの本。

 こんにちは。

 今日は朝から晴れて、このまま気持ちの良い陽気が・・・

 続かなかったですね。

 湿気とどんより雲とぱらっと小雨もあったようで。

 不安定ですね。

 

 ここ最近、あれこれ考えさせられるきっかけになっている本がありまして。

人新世の「資本論」 斎藤幸平

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人新世の「資本論」 (集英社新書) [ 斎藤 幸平 ]
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 昨年出された本で、

 年明け頃から新聞広告でよく見かけるようになりました。

 5月12日には著者がBSフジの『プライムニュース』に出演され、

 僕も番組を見て、今一度読み直しています。

 

 著者は34歳という若き学者で、環境問題に対する意識もとても強く感じます。

 世界でもZ世代と呼ばれる若者達が立ち上がり、大人達に対して怒っていますよね。

 その問題意識や視点を理解する上でも良い本だと思います。

 

 資本主義の構造的な問題、

 それにより生じる地球的・世界的・社会的な問題、

 問題解決への道標、

 鋭く手厳しい批判と考察が書かれています。

 

 それは従来の、そして現在の一般的な視点・感覚・思想、

 すなわち資本主義のルールを前提とした見解とは異なります。

 なので、同じ話題やニュース等について考える際、本書の視点から見直すと意味合いが全く変わってくるのです。

 

 安くて小洒落た低価格衣料品、数百円で食べられるファーストフード、百円均一、サブスクリプションなど。

 バラエティ番組等でよく扱われる話題ですよね。

 これらを豊かさと見るか、

 誰かの犠牲のもとで成り立っている不公正と見るか。

 後者の視点に立つと、アニメ『ワンピース』の天竜人って・・・

 

 他方で、

 トレーディングカードに数百万円、数千万円の価格が付いたというニュースがありました。

 靴で言うと、スニーカーでも同じ現象が起きていますね。(驚)

 それらの報道のされ方は、肯定的とまで言って良いのかは微妙ですが、少なくとも批判的では無いように思います。

 それが現在の日本における、少なくとも表社会における、一般的な視点なのかな。

 

 

 僕は正直それらのニュースに「違和感」は感じます。

 それが一体何故なのか??

 時折考える事もあったのですが、特に追求はしていませんでした。

 しかし、本書を読んですっと腑に落ちた言葉がありました。

 それが「人工的希少性」です。

 

 本来的に希少なのでは無く、意図的にコントロールされた、作為的な希少ですね。

 昔から無い訳では無いのですが、もう少し本来的な希少の要素が絡んでいたように思います。

 しかし、ここ数年、人工的な希少性がどんどんエスカレートしてきているように思うのです。

 でも、本当にそんなに価値があるの??

 まぁ、価格が付いて、それが維持されているのであれば価値はあるのでしょう、、、。

 

 それが問題なのは、格差の広がりと関連してくるから、

 つまり、それだけ他者の犠牲が大きくなってきているからでしょうか。

 すなわち、ギャップが大きくなればなるほど分配の偏りも大きいという事なのかなと。

 

 そのギャップが「差」では無く「犠牲」となってくると問題の意味合いが違ってくるように思います。

 また、昔は国家間で起きていたギャップが、今では一国内で起きてきています。

 

 そして、バルセロナで起きている事についても書かれていました。

 カタルーニャ独立運動の背景には実はこういう事があるのかもしれませんね!??

 

 本書の内容を僕がきちんと理解できている自信は無いのですが、(汗)

 もっとしっかり読み込まないといけないのですが、

 ここ数日、筆者的な視点であれやこれやのトピックを考えたりしています。

 

 何故僕がそんな事をしているのか?

 自分でも不思議に思っているのですが、(笑)

 それはおそらく環境問題、それも肌感覚で心地悪さを感じる天候のせいでしょうかね。

 にしても、頭が疲れる・・・。(苦笑)

 

 ではでは。

 

 


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