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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(11) ウィンブルドンの白

 こんにちは。

 今日は曇り気味の晴れで、

 ちょっと涼しかったですね。

 

 クラシックなテニスシューズのファッション的な魅力について考えています。

  前回は、それがイギリス上流社会のアマチュアリズムを思わせるから、という点をあげました。

 これは現代の人権や平等といった価値観からすると物議を呼びかねない要素を孕んだ価値観かもしれませんね。

 でも、テニスなどのイギリススポーツを調べていると避けられない話なのではないでしょうかね??

 テニスではありりませんが、こちらの記事も興味深いお話が読めます。(感謝)

ラグビーは貴族のスポーツではありません | アゴラ 言論プラットフォーム

 サファリ、ラグビーフットボール、ですか。(学)

 イギリス社会の見えない壁ですね。

 ファッション的には、サファリとか、ヨットとかって、やっぱりそうだったんだ。(笑)

 現在取り上げているテニスもですけどね。

 

 では今回の話に入ります。

 テニスシューズならでは(!??)とも言えそうな魅力がもう1つあります。

 それは基本的に白一色だという事!

 白・・・

 そう、今季僕がすごーく気になっているファッションの色も白です。(笑)

 

 いまや多くのスポーツとスポーツシューズでは印象的な色を使ったデザインが一般的ですよね。

 チームカラーとか、勝負カラーとか、目立つためのカラーなど有りますよね。

 メーカー側としても、

 最先端の機能性と同じくらい(?)、印象的なカラーを使ったファッション性も大事、

 というのが現代のスニーカー事情ではないでしょうかね!??

 

 それに対して、

 潔いほどに、いや頑ななまでに、クリーンでシンプルな白に拘るのが伝統的なテニススタイルなのでは??

 もちろん、今のテニスを眺めていると、

 全豪オープン全米オープン全仏オープンでも、

 カラフルなウェアが見られます。

 でも・・・

 ウィンブルドンだけは別のようですね!?

 これについて詳しくて楽しい記事を見つけました!!(感謝)

ウィンブルドンのユニフォームが白いのはなぜ?テニスをすると出るアレが理由だった - うわのそら事件簿

 ウィンブルドンのオフィシャルサイトに記載されているという服装規定からして興味深いです!

 試合コートはもちろん、練習コートでも、会場エリアに入るには白であることが要求されているのですね。

 白にも厳しく、オフホワイトやクリーム色はダメだと。

 シューズの底も白が要求されていますね!??(凄)

 他にも、下着や医療用サポートも白が要求されています。

 まさに、オールホワイトコーデですね!

 

 記事によると、ウィンブルドンで白ルールが導入されたのは1963年だそう。

 ハイテクスニーカーが登場してくるあたりでしょうかね?

 僕の邪推を挟ませて頂くと、その頃あたりからルールを導入しなければ守られなくなってきたのかな?? 

 

 そうまでして、どうして白に拘るのか?

 

 ウィンブルドン選手権の第一回は1877年でしたね。

 その当時、既に白が着用されていたそうです。

 それがそのまま慣習となり、世界のテニスでも慣習となったとの事。

 テニス界で最も歴史のあるウィンブルドンは世界のテニスの基本であり、お手本ですから。

 

 それに対して、

 1972年、グランドスラムの一角である全米オープンが白ルールの緩和を発表したそうです。

 テニスウェアのカラフル化はここから始まったのですね。

 そこから他の大会も白ルールを緩和して、現状に至るのでしょう。

 

 あぁぁ・・・

 また出てきてしまいましたね、、、

 英国と米国の対比が。(苦笑)

 今回は僕が引っ張り出したわけでは無いですからね。(弁)

 

 話を戻します。

 1800年代のウィンブルドンのテニスというのは、社交の場で行われるスポーツという位置づけだったそうです。

 そもそものテニスは、上品で観戦が楽しいスポーツだったようですね。

 僕がイメージする狭い意味でのアマチュアリズムがこれです。(笑)

 

 ところがその後、テニス技術が向上してくるにつれて動きも激しくなり、社交の場では見過ごすことのできない大変な問題が発生してきたそうです!!??

 そう、汗。

 これはいけません。(汗)

 なんて見苦しく、なんてみっともない、あぁ恥ずかしい・・・。(汗)

 そういう世界において「汗染み」が見えようものならもう・・・

 想像しただけで恐ろしいですね。(苦笑)

 この深刻な大問題(・・?)を解決してくれたのが、白。

 とうのも、白い布は他のどんな色よりも汗染みが目立たなかったから。(救)

 白いテニスウェアを着用する事で、社交場の皆が安心してテニスを楽しめるようになったとさ。でめたし、めでたし(・・・)。

 

 うーん・・・まぁ、分からなくも・・・無いかなぁ。

 近年、日本でも汗染みが出ないグレーTシャツとかありましたよね。

 ということは、日本の民衆と英国貴族が繋が・・・らないですね。(苦笑)

 やはり異次元の、別世界の中で起きていた問題でしょう!(苦笑)

 

 記事に戻ります。

 今のハイテク技術をもってすれば、白で無くても汗染みの目立たない生地があるのにもかかわらず、なぜウィンブルドンは白に拘るのか??

 この問い自体は確かに理屈ではありますが、、、

 (ちょいと野暮じゃぁないですか?)

 

 新聞the guardianによる答案も掲載されていますね。

 イギリスの理想という、とても綺麗な言葉ですね。

 

 実際のところ、ウィンブルドンの白ルールは、それによって大会の権威が保たれ、威光をもたらしている面はあるでしょうね。

 

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 そろそろ、ファッションに戻りますね。(苦笑)

 

 ファッション的に見て、白いテニスウェア・シューズというのは、

 イギリス上流社会を想起させるアイテムと言えそうですね。

 それが魅力的だと思うのは、上品で洗練されたスタイルに対する憧れからでしょうか。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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