こんにちは。
今日は夕方くらいから(?)雨が降りましたね。
それほど寒くはならなかったのは幸いかな。
前回の続きです。
アッパーについてあれこれ書いて来ましたが、
肝心の革について触れていませんでしたね。(苦笑)
HELIXの革についてはカーフという事くらいしか分かりません・・・。
しなやかで柔らかくて綺麗で、結構良いカーフだと思います!
「革」もエシュンのお気に入りポイントです!!(好)
このカーフがどのような革なのか気になってきたので、
ブランド公式サイトをチェックしてみましょう!
フランス靴ブランドらしく、様々なバリエーションのレザーを扱っていますね。(楽)
ブラックのスムースレザーにもいくつかあります!?
個別商品の説明の中に詳しく書かれているようなのでチェックしてみます。
(注:僕解釈が入りますので間違いがあるかもしれません。)
Anilcalf leather
Anilcalfは「フリーレイズドカーフ」として知られる母親のミルクで育てられたフランスの仔牛の中から選ばれた皮が使われている、との事です。
とても自然なアニリン仕上げのフルグレインレザーで、時間の経過とともに色味や傷によるエイジングが味わえるようです。
原皮のところから拘っていますね!
自然な鞣しはもちろん、フルグレインレザーというのも嬉しいポイントです!!
タンナー名を見ると『Haas』とありますね。
ググってみるとありました!
日本で紹介している記事がないか探したところ、こちらが見つかりました。(感謝)
フランス・アルザス地方で1842年に創業した老舗にタンナーのようです。
デュプイやアノネイと比べて知名度は・・・でしょうか。
僕も今回初めて知りました。
ただ、調べてみるとかなり高品質な革を作っておられるようで、あの超高級ブランドにも卸しているようですね。
そして、アルザス地方・・・
そうです!、エシュンも同じ地域ですね!!(繋)
おそらく環境的に革の鞣しに適した土地であり、
革製品を作りやすい地域なのでしょうね!!?(興)
Oslo leather
cafenoirというのはブラックコーヒーの事でしょうから、
Oslo Cafenoir Leatherは黒革で良いですよね?
Oslo leatherはイタリアの仔牛の厳選された上質な皮から作られているそうです。
手作業で仕上げられたアニリンのフルグレインレザーで、時間と共に色味のエイジングが楽しめるようです。デリケートな革のようで傷には弱いようですね。
エシュンの作業場で丁寧に処理され、ワックス掛けされて、深い色味を出しているようです。
タンナー名は不明ですが、イタリアのようですね。
先ほどのAnilcalfとは原皮の産地が違いますね。
おそらくタンナーも違うのでしょう。
ただし、アニリンで仕上げられたフルグレインレザーというのは共通していて、嬉しいポイントです!!
Box Leather
イタリア製のミネラルタンニンによるカーフのようです。
とても肌理が細かく、滑らかで光沢のある外観のボックスレザーは、その特徴と透明感を活かすために細心の注意をして仕上げられているようです。
こちらもタンナー名は書かれていません。
イタリア製の革との事なので、イタリアのタンナーなのでしょうか。
ボックスカーフでしょうね。
エシュンでは主にドレスシューズで使われている革のようですね。
Softycalf
暑さ1mmという小さなフルグレインのカーフスキンとの事。
長時間のドラム漬けによる鞣し工程によって、とても透明感がありしなやかな革となるようです。
傷や水には強く無いようなので、メンテナンスには注意し、防水もする事が勧められていますね。
タンナー名は書かれていませんが、イタリアとの事。
デリケートなカーフのようですね。
まるでベビーカーフです!
そして、フルグレインというのは嬉しいポイントですね!!
もう1つ。
ブラックカラーは見つからないのですが、こちらのスムースレザーも気になりました。
Suportlo Leather
Suportloはミネラルとベジタブルの「ダブルタンニング」という昔ながらの技法で鞣され、樽染めと熱によるグリース塗りがなされた革、のようですね。
それにより、素晴らしい防水性としなやかさが生まれるようです。
パラブーツで言う「リスレザー」に近いのかな?って思いました。
タンナー名を見ると『Degermann』とありますね。
ググってみるとありました!
あまり製品の説明は無さそう・・・。
日本でどこか無いだろうかと思って探すと、ありました!
アルザス地方で300年以上の歴史を誇る現存するフランス最古のタンナーだそうです。(凄!!)
またしても出ました、アルザス!!
HESCHUNGはもちろん、AnilcalfのタンナーHaasもアルザスでしたね。
因みに、DegermannとHaasは距離的に近いそうで、交流もあるそうです。
フランス製品の質の良さを支えているのは、こうしたタンナーの力もあるのでしょうね!(尊)
今回はここまでです。
ではでは。
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