こんにちは。
今日も晴れましたが、やはり風は冷たかったぁ。
空気が冷たいので、冬真っ只中にいる感じすね。
嫌いじゃ無いです。
では僕のフレンチクラシックブーツの続きです。
パラブーツのマネージを紹介しています。
フレンチポップを聴きながら書いています。(笑)
ノルヴェイジャン製法
ソール付けはノルヴェイジャン製法です。
ノルヴェイジャン製法は丈夫かつ防水性が高いことから、登山靴やスキー靴などにも採用されるソール付け方法ですね。
手間のかかる製法ですがパラブーツは得意としています。
これについては以前書きました。
アッパーをぐるりと一周囲むように白い太めのステッチが入っていますね!
ノルヴェイジャン製法の特徴で、この糸でウェルトがアッパーと中底のリブに縫い付けられています。
いわゆる「掬い縫い」ですね。
ウェルトがアッパーとコバの間の蓋になるので、防水性が高まります。
そしてウェルトにも注目です。
ギザギザというか、尖ってはいなくて丸みのある山型が連続した、波型のデザインでカットされていますね。
ミカエルやランスも同じ波型のカットがされています。
因みに、シャンボートやウィリアムは直線型の切りっぱなしです。
両者を見比べると、
波型は装飾性が高くてカジュアルな印象です。
ミカエルに愛らしい表情を加えていますね!
これに対して、
直線型はシンプルですっきりとした印象です。
シャンボートの表情を引き締めていますね。
そして、マネージです。
マネージに波型のウェルトが採用されたのは、アウトドアスポーツの乗馬をイメージしてなのかな??
ウェルトの色がアッパーと同じ黒なのであまり目立たないのですが、デザインの意図があっての採用でしょうね。
シンプルなサイドゴアブーツに掬い縫いの白い糸と波型のウェルトが入る事で、さり気なくデザインが効いています!(好)
ウェルトのもう一つの役割は、アウトソールとの縫合ですね。
いわゆる「出し抜い」です。
もう少し寄りで撮影すれば良かった・・・。(反省)
出し抜いの糸はコバやソールの色と合わせた黒なので、目立たないようになっていますね。
これによってカジュアル感を抑えていると思います。
そして、ソールの「内部」も独特なようです!
「内部」というのはインソールとミッドソールの間の事です。
それについても以前取り上げました。
ノルヴェイジャン製法でもインソールの裏にリブテープが使われるので、その高さの分だけソールの内部に空間が出来ます。
一般的にはコルクで埋められるのですが、パラブーツではコルクを使っていないようです。
その代わりにパラブーツ独自のフィン状のシートが使われています。
それがソールの反りの良さやクッション性、軽量化にも繋がっているのかな??
今回はここまでです。
ではでは。
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