こんにちは。
今朝は雨上がりで、キラキラとした景色でした。
夜は風が強くって、寒くって、やはり冬ですね。
さて、
以前サイドゴアブーツをテーマに書いた時にも取り上げさせて頂いた靴なのですが、
僕も実際に履いている靴で、
今季は僕の気分に合うせいか、よく履いているので、
あらためて紹介したいと思います。
これに際して、やっとインスタに2回目のポストができました。(遅)
小さな先生に教わった、ロゴ?、サイン??、みたいなのも出来ました。(嬉)
それでは行ってみよー!
Paraboot MANEGE
パラブーツはフランスを代表するブランドの1つと言っても過言では無いでしょう!
ワークシューズやスポーツシューズで多くの信頼を得てきた事からも分かるように、実用性は間違い無いです。
そして、エルメスやジョンロブの靴を請け負った事からも分かるように、ファッション性も折り紙付き!
フランスでは「大人になったらパラブーツを履け」という言葉が有るとか無いとか、と言うくらい、認められているそうです。
もちろん日本でも長く人気を維持していて、目の肥えたファッション界の方々も実際に愛用され、現在でもお勧めしされる靴ですね。
定番人気は「CHAMBORD」や「MICHAEL」でしょうか。
加えて「WILLIAM」や「REIMS」の人気も定着しているように思います。
そして、僕はサイドゴアブーツを推したい!
だって、冬のフレンチファッションといえばサイドゴアブーツでしょ!!?(楽)
ただ・・・後で書きますが、MANEGEに関しては、製造が難しいからか、一時廃盤となったり、今でも安定して作り続けられているのか微妙な感じがします。
なので、定番とは言い難いのかな・・・。(苦笑)
でも、完成度が高いですし、パラブーツのクラシック(名品)として推したい靴なのです。
まずは何と言っても一番の特徴であるこちらから。(好)
不安定供給の理由なのでは?、と思うこちらから。(苦笑)
一枚革
殆どのサイドゴアブーツは、
靴の前部の革のパーツ(爪先から甲周り)と
靴の後部の革のパーツ(踵周り)を
ゴア(足首横のゴムの事)の付近で縫い合わせて作られています。
この場合は、片足が二枚の革で作られる事になりますね。
しかし、
マネージにはその革の切り返しのステッチがありません。
つまり、
爪先から甲から踵まで、一枚の革で作られていて、踵で縫い合わされているだけなのです。
二枚の革に分けて作る場合は、一枚あたりに要する面積が抑えられるので、効率良く革を使う事ができますね。
これに対して一枚の革で作る場合は、釣り込みに適していて、傷等が無く、大きな面積がとれる革を要します。
革の使い方からして製造が難しくなりますよね。
そして、釣り込みです。
足型を模して作られるラストは複雑な曲面をしていますよね。
釣り込みでは革をラストに合わせて伸ばしながら成形しなければなりません。
そこでは革の特徴を見極めて伸ばす技術が必要となりますが、
サイドゴアブーツの甲の立ち上がりを見るだけでも成形は難しいだろうなぁと思いますね。
もちろん、サイドの膨らみやアーチの窪みや踵の丸み等も成形しますよね。
それを二枚の革に分けて行えば、それぞれの革の特徴を活かした上で縫い合わせて成形できます。
しかし一枚の革で行うには、一枚の中で全てを満たさなければならないのですから、やはり製造は難しいのではないでしょうか。
こう考えてみると、マネージを安定して製造するためには、まずは相応の革が安定して確保できる事が必要ですよね。革を取り巻く環境の変化を考えると・・・。(厳)
また、釣り込みの技術も必要です。
そして、購入してもらえる出来栄えや価格などなど。
諸々の難しさを考えると、 安定供給は・・・難しそうですね。(苦笑)
実際、他のブランドを見渡してみても、一枚革のサイドゴアブーツはとても少ないと思います。
もちろん、一枚革でなければならない訳では無いので、殆ど趣味・拘りの世界かもしれませんね。(偏愛)
僕もその偏愛組の一員!?(笑)
今回はここまでです。
ではでは。
|