こんにちは。
今日は曇り、そして小雨。
初雪という判定もあったのかな?
幸い雪らしい雪にはならず、もちろん積もらず、でした。
では前回の続きです。
僕のディプロマットの紹介をしている・・・
つもりなのですが・・・
できてるぅ??
余談というか、脱線というか、、、が多いと、自分でも思っています。(苦笑)
そして、今回もちと脱線!??
シェルコードバン
ホーウィンのシェルコードバンです。
カラーはウイスキー。
前回、コードバンに詳しい方の記事をご紹介させていただきましたが、
その中で 「顔料仕上げ」という言葉がありました。
あまり肯定的には書かれていない感じですよね、、、。
でも、そのようなコードバンの靴が実際に有るという事ですよね。
そんな顔料仕上とはどういう革なの??
そして、顔料仕上げでは無いコードバンってそもそもどういうもの???
気になったのでググってみました。
で、コードバンの専門店でもあるという『塩原レザー』さんを見つけました。
とても勉強になる記事を書いて下さっています。(ありがとうございます!)
どうやらコードバンには主に「オイル仕上げ」「染料仕上げ」「顔料仕上げ」とあるようです。
因みに、ホーウィンのコードバンは「オイル仕上げ」です。
まずは気になったこちらから。
顔料仕上げ
これは革の表面に顔料を載せた仕上げとの事です。
つまり、革が顔料でコーティングされた状態という事なのかな??(極端か)
そのため、水が付いても顔料でブロックされて水膨れなどは起きないそうです。
ただし、表面がコーティングされているので革そのものの風合いはほぼ味わえないようですね。
顔料の風合い(?)、顔料の輝きを愛でるイメージでしょうか。
また、顔料がひび割れたりする事はあり得ますね。
エイジングを楽しみたい僕のようなタイプには向かないかも、、、。
ふと思ったのですが、バインダーカーフ (牛革)との違いはどうなんでしょうね?
馬か牛か、顔料か樹脂か、、、??
代表的なモノとして、高級なランドセルに使われているそうです。
靴でも、色斑の無いコードバンは顔料仕上げの場合もあるようですね。
次はこちら。
染料仕上げ
日本でたまに目にする「アニリン仕上げのコードバン」や「水染めコードバン」と呼ばれる革がこれにあたるそうです。
鞣す中での油脂成分の浸透は必要最低限にとどめ、水溶性の染料で染め付けられているようです。
油分の浸透が少ない事で、水溶性の染料が入りやすくなるのかな??
特に日本の新喜皮革が製造しレーデルオガワが染色するアニリン染めのものが有名だそうで、通常革の芯まで染めるところを、表面の染めに抑える事で、革の表情による繊細な濃淡や透明感のある淡い色味がたのしめるそうです。
ただし、油分が多くは無いので、革は硬めで、折り曲げなどに注意が必要なようですね。
靴の場合はどうしても曲げが生じますが、革が馴染んでくれば大丈夫なのかな??
もちろん大丈夫なように作られているのでしょうが。
確かREGALの上位グレードにありましたよね!?
最後はこちら。
オイル仕上げ
世界的にはこれが一般的だそうですが、日本では上の2つもある為か「オイルコードバン」と呼ぶ事もあるそうです。
その名の通り、革に多くの油脂成分を入れて折り曲げなどに対する耐久性を高めた製法だそうです。
それを開発したのがホーウィン社だそうです!(祖)
染め付けは革の表面に染料で行われるそう。
・・・
じゃぁ先の染料仕上げと同じでは?、とも思えるのですが、
油分が多いので染料が染まり難く、独特の色斑が出るとの事。
一枚一枚異なる革の形状・風合いがあるのはそういう事なのでしょうね。
そして、油分が多いので柔軟性があり、しっとりとした手触りとなるそうです。
ただし、表面がコーティングされていないので、水膨れや褪色や保革などに対するケアが必要です。
染料仕上げとオイル仕上げの違いは、油分の多少なのかな。
油分によって色味や感触などの質感が変わってくるのでしょうね。
感想
コードバンと一口に言っても、いろいろ有るのですね。
用途を靴に限らなければ、
鞄であったり、ベルトであったり、財布であったり、有る訳ですから、
相性の良い仕上げがあるでしょうね!
で、本題の靴となると、、、
柔軟性とか、足当たりとか、エイジングとか、考えると、
オイル仕上げは理に適っていますね!
って、何の話だったっけ・・・。
顔料仕上げのコードバン靴に対する先達方のお見立てから、でしたね。
好みの問題もあるので一概には言えませんが、
靴は屈曲する運命ですから・・・顔料割れとか起きるのかな。
今回はここまでです。
ではでは。