こんにちは。
今日は雨も上がりましたが、曇り気味だったでしょうか。
あまり暖かくはならなかったですね。
前回の続きです。
パラブーツのマネージを取り上げています。
いよいよ靴を見ていきましょうね。
Paraboot MANAGE
公式オンラインショップです。
現行品としてラインナップされていますね!
楽天では在庫(カラー・サイズ)が限られています。
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なお、MANEGEというのは調馬や馬術という意味だそうです。
サイドゴアブーツの歴史の中でも乗馬がありましたね!
NANEGEは馬と関係するサイドゴアブーツをイメージしているのでしょう。
アウトドアカジュアルシューズですね。
ホールカット
アッパーに革の継ぎ目が無く、一枚の革で作られるデザインがホールカットですね。
サイドゴアブーツでは先に紹介したJMウエストンの705が有名で、名作です。
ブーツは甲から足首への立ち上がりが急ですし、革の面積も大きくなりますし、一枚の革で釣り込むのは難しいのではないでしょうかね。
実際に、ホールカットのサイドゴアブーツは他になかなか見られません。
ところが、
何と!
マネージもホールカットなのです!!(驚)
ゴア付近はもちろん、どこにも革の継ぎ目がありませんね!
一枚の革が踵のところで縫い合わされているだけなのです。
そんなブーツが705の他にも有るなんて!!(感激)
フランスの靴ブランドとしては、ホールカットのサイドゴアブーツは大事なのでしょうかね!?(笑)
他国ではあまり見ないですし。
パラブーツにはドレスシューズを作ってきた歴史も、
技術力を磨いてきた歴史もありましたよね。
だからこのようなブーツも作れるのではないでしょうか!(尊)
因みに、マネージは2016年に復刻されたモデルです。
一枚革仕立てのサイドゴアが待望の復活です。/ PARABOOT "MANAGE" (2016.09.05):NORTHERN ISLAND ノーザンアイランド:So-net blog
PARABOOT "MANAGE" (2017.07.30):NORTHERN ISLAND ノーザンアイランド:So-net blog
十数年ぶりの復刻との事ですので、2006年以前には有ったモデルなのでしょう。
やはりコストがかかるデザインのようで、その為に一時中断されたのですね。
ラスト
パラブーツにはラスト表記がありません・・・。
それでも、代表的なモデルについて説明されている記事を見つけることはできました。
貴重な情報ですね。(感謝!)
ただ、サイドゴアブーツについてのラスト情報は無い・・・。 (沈)
外観から見ていきましょうか。
アウトサイドカーブはもちろんですが、
インサイドからトゥにかけてもカーブが描かれていて、
程良いボリュームに抑えられたラウンドトゥですね。
ノーズはロングではありませんが、
寸詰まりな印象でもなく、
いわば中庸でしょうか。
あまり個性が強過ぎない、オーソドックスな塩梅だと思います。
角度を変えて見てみましょう。
ソールのボリュームはひとまずおいておいて、
ウィズがそれ程張り出していないのと、
トゥの丸みがそこまで大きくは無いこと、
ノーズが詰まっていないことで、
カジュアルブーツにしては割とすっきりとした印象です。
また、足首周りがタイトで引き締まっている事も効いていますね。
フランス靴らしいと言いますか、
パラブーツらしいと言いますか、
上に高さを感じる(横の幅はあまり感じない)フォルムですね。
マネージはカジュアルブーツですが、
それでも綺麗目な印象というところが魅力です。
やはり装飾が無い事でドレス感が高まっていると思いますね。
リスレザー
パラブーツといえばリスレザーというくらい、
リスレザー といえば「フランスの宝石」と称されるくらい、
評判の良いパラブーツオリジナルの革ですね。
通常の牛革よりも油分が多く、柔軟性と耐久性と撥水性があります。
その為、雨天時に履ける靴として選ばれる方も多いですよね。
また、しっとりとした独特の光沢です。
因みに、これまでいろいろな靴を見てきた中で、英国靴でも同じような「機能性」を持つ革がありましたよね!??
ポリッシュドバインダーカーフ、キャバリーカーフ、ブックバインダーカーフ、ポリッシュドカーフ、などなど名称は様々ですが、
つまりは樹脂加工されたカーフです。
柔軟性は強調できませんが(苦笑)、光沢は強めに出るのでドレス感は強調できますね!
革を見てもイギリスとフランスの違いがあって楽しいですね。
話を戻します。
リスレザーについて参考になる記事を見つけました!(感謝)
日本のパラブーツ人気に大きく貢献されたショップですね!!(凄)
まずは名前から。(大事)
LISSEというのはフランス語でスムースを意味するそうです。
なので、リスレザーというのは本当はスムースレザーという意味ですね。(苦笑)
正式には「LISSE WAXI LEATHER」と言うそうです。(勉強)
ただ、僕もそうしているのですが、
日本で従来から多く使われている名称の方が話が通じやすいと思うので、
むしろ違う名称を使うと話が通じなかったりするので、
書く時は従来の名称(だと思うもの)を選ぶようにしています。
そして、WAXですね。
これは液体のオイルでは無く、固形のロウが使われている事を意味しているのですね。
(確かに、やっと手に入れた純正グリースがそうだ!)
オイルと違ってロウは蒸発しないので、防水効果が持続するそうです。(勉強)
寒い時期(まさにこれから)は冷えて硬く感じることもあるようですが、体温で温まる事で馴染むそうなので問題では無いとの事。(安心)
記事を読み進むと、
(ソールのお話はまた後でするので飛ばして・・・)
リスレザーのお手入れのお話も興味深いですね!!
僕も先日メンテナンスをしていて気になったのが水分補給なのですが、
記事の中でも必要性について書かれていますね。
とはいえ、やはりメーカーに聞くのが一番。
で、先日電話で聞きました。
あくまで僕の解釈を通した回答となりますのでご了承下さい。
基本的には純正グリースだけで良いそうです。
その純正グリースには水分補給効果は無いようです。
そして、純正グリースを入れる前のデリケートクリーム等による水分補給はしない方が良いようです。
純正グリースを入れた後に靴クリームやデリケートクリームを使うという順序のようですね。
僕も次回のメンテナンスではそうしてみようと思います。
・・・
ん?
記事にあるように、雨に濡れるのも一手かな??(水行)
順番的には・・・合っているかも!?(笑)
今回はここまでです。
ではでは。