こんにちは。
今日も晴れました。
昼は割と暖かかったですが、夜はそこそこ寒いですね。
プレーントゥダービーについて書いています。
まずはアメリカ靴から取りあげました。
次は英国靴です!
と、その前に、
今回は余談を挟ませて下さい。
あくまで僕の個人的感想ですが、
ヨーロッパの伝統の中では、プレーントゥダービーのオックスフォードは必ずしも主力扱いでは無かったのかな?
という印象があります。
とくにそう思ったのは、エドワードグリーンのラインナップをチェックしていた時です。
というのも、プレーントゥダービーのオックスフォード(短靴)が・・・無い??
ここでエドワードグリーンを取り上げたのは、英国靴の伝統的なデザインを中心にしている印象のあるブランドだからです。
もちろんエドワードグリーンがプレーントゥダービーのオックスフォードを全く作っていないわけではありませんよ。
ただ、定番と言えるような靴は無いのかもしれませんね・・・。
ひょっとして、、、
英国靴ではプレーントゥダービーのオックスフォードって、、、
微妙??(苦笑)
現代ファッションの土台ともいえるイギリスでそうだとしたら、、、
ヨーロッパでも、、、
微妙???(苦笑)
因みに、ブーツとなると様相が違ってきますね!
ブーツはまた別の機会で。
という事で、もう少し考えてみます。
まず、英国靴のラインナップを見ていると、
フォーマルやビジネス用のドレスシューズとオフ用のカジュアルシューズ
という区分けがあるのが伝統なのかなと思います。
特に、バルモラル(内羽根)はドレス向き、
ダービー(外羽根)はカジュアル向き、
という傾向を感じます。
そういう区分けで考えると、プレーントゥダービーはカジュアルデザインであって、ドレスシューズに採用するのは異質なのかもしれませんね。
例外として、ミリタリーオフィサー用の場合は制服に合わせるドレスシューズとして許容されているようですが、特異な状況ですよね。
それでは、カジュアルシューズに目を向けてみると、
より華やかなデザインのブローグやUチップの人気が高いように思います。
また、僕はまだ馴染めないのですが、キャップトゥのダービーも意外と多く展開されていますね。
やはりカジュアルシューズには装飾を求める傾向があるように思います。
それではプレーントゥ ダービーはどういう靴に多いのかと考えてみると、
ワークシューズ、すなわち現場の作業靴かもしれませんね。
それはファッション面からは必ずしも好印象では無かったのではないかと想像されます。
カジュアルシューズに装飾を求めるのは、ワークシューズとの差別化という意味合いもあるのかなぁ??
ただ、アメリカにおいては違いましたよね。
イギリスのトラッドをアメリカ流に崩した(良い意味で)新しいトラッド、すなわちアメリカントラッドのドレスシューズとして認められました。
これによってプレーントゥダービーはドレスシューズとしての地位を築き始めたのではないでしょうか。
英国靴のドレスとカジュアルの壁を見事にぶち壊しまたね!(拳)
そして、アメリカントラッドがヨーロッパへ影響し、フレンチトラッドや新しいイギリスのトラッドを生み出し、ヨーロッパでもプレーントゥダービーのドレスシューズが認められてきたのではなかいと。
また、Dr.Martensのようにワークシューズだったプレーントゥダービーが若者のパンクファッションとして再解釈され、ファッション性を認められたケースもありますね。(反骨)
そうしてドレススタイルにカジュアルな要素が入っていく流れが確立されてきたように思います。
それに拍車をかけたのがモードの世界ではないでしょうか。
ミリタリーやワーク、ストリートといった粗野とも言える要素を洗練させて、新しい美、新しいスタイルを追求していますね。
そいういう中で、プレーントゥダービーは現代のファッションの最前線にあるのではないかと思います!
こんな流れをイメージしながら、ヨーロッパ靴のプレーントゥダービーを見ていきたいと思います。
今回はここまでです。
ではでは。