こんにちは。
今日は雨も上がって晴れました。
日中の日が出ていた時は少し暖かかったでしょうか。
でも日が落ちると肌寒いのはやはり10月ですね。
プレーントゥダービーについて書いています。
まずはアメリカ靴の王様・オールデンから始めました。
次はもう1つのアメリカ靴の代表ブランドです!
アレン・エドモンズ Leeds
ロングウイングチップの回でも登場したアメリカ靴ブランドですね。
本国ではオールデンよりもポピュラーとか。
いろいろ調べていたら、興味深い記事がありました。
Mのブツ欲日記: Allen Edmonds(アレンエドモンズ) Leeds MacNeil~見せてよAmazon~
アレン・エドモンズも第二次世界大戦期に米軍の要請に応えてミルスペックオフィサーシューズを製造していたのですね。
その時にアレン・エドモンズの履き心地の良さを知ったオフィサー達が終戦後も顧客となり、アレン・エドモンズはアイビーリーガーの集まる東海岸で有名になったそうです。
そしてアイビー全盛時代にはそれはもう!!(↑)だったようですね。(笑)
さて、リーズです。
1964年からラインナップされているそうで、半世紀以上も定番として君臨し続けているロングセラー靴です。
・・・と書いておきながら何ですが、
Trading Postのオンラインショップには現在展開されていませんね・・・。
日本では情報の少ない靴なだけに頼りにしていたのですが...。(汗)
1989年製のリーズをお持ちの方の記事を見つけました。
Allen Edmonds Leeds | Ramblin' On My Mind
リーズはいくつかの変遷があるようです。
特に90年頃から変化が激しいですね。(苦笑)
511ラスト
511に旧1番という記載があったのですが、1番の後継という事でしょうかね?
旧1番という事は、アレン・エドモンズで最初の?、もしくは主力の??、ラストという事でしょうか?
仮にブランドで最も古いラストだとすると、ブーツなどの実用靴の可能性もありそうですね。(想像)
明確な答えが見つからなかったのですが、
511はやや幅広でずっしりとした安定感のあるラストだそうです。
TAU 『Allen Edmondsという靴』。
リーズをお持ちの方のブログがありました。
最終回 - COLKID プチ日記
やはり大きめのラストのようですね。
ただ、オールデンの990よりはすっきりとしたフォルム、との表現もありました。
という事は、幅はそれ程広い訳では無いのかな?
ポッテリとした大きめのラウンドトゥですね。
これはオールデン990とも共通するデザインですね。
どっしりとしたプレーントゥというのはアメリカ靴の伝統なのかもしれませんね!
ただし、アウトソールを見るとウエストはしっかり絞られています。
ここはオールデン990(バリーラスト)とは大きく異なりますね。
革
以前はコードバン製(もちろんホーウィンの)もあったようですが、現行品は見つかりませんでした。
楽天で販売されているのはカーフ製ですね。
そして、リーズはクオーターのパーツを使わない一枚革で作られたダービーです。
このダービーデザインはオールデン990と同じですね。
アメリカを代表する2つの老舗高級靴ブランドが、
主力とするプレーントゥダービーで採用しているデザインですので、
やはりアメリカのプレーントゥダービーと言えばホールカットなのかな!!?
外羽根
ホールカットのダービーですので、レースホールがある羽根のパーツだけで構成された外羽根のデザインですね。
リーズの羽根は990よりも少し長いようにも見えます。
というのも、レースホールの並び間隔が僅かに広いですよね。
長い羽根の印象はロングウイングチップのマクニールでも感じました。
これはアレン・エドモンズの特徴かもしれませんね。
羽根が長い事でノーズが少し短く見えるでしょうか。
いや「短い」というのも少し違う気がしますねぇ、、、。
現代の主流はやや長めのノーズでしょうし、511ラストもそれは意識されているように思います。
長い感じでは無い!、が適当かな。
ノーズ長のバランスは微妙な塩梅で印象が変わりますね。
ロングノーズは色気の強いエレガンスを感じますし、
ショートノーズは目立つことを良しとしないクラシックなフォーマルを感じます。
リーズの控えめなノーズは、クラシカルな雰囲気を醸し出しているように思います。
現代の主流から見ると個性的にも写りますね。
また、羽根のパーツ自体も付け根の箇所が少し大きなデザインですね。
羽根パーツはホールカットのプレーントゥダービーでは唯一の装飾とも言えるので、デザイン性を魅せるポイントでしょうね。
ソール
アレン・エドモンズですので、オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法です。
出し抜いのステッチが踵も一周していますね。
張り出したコバにストームウェルトも付いています。
分厚いダブルソールでオープンチャネルですね。
英国靴寄りの見方をするなら、カントリーシューズのようなソールでしょうか。
コバを見ると、くっきりとした粗めの目付けがされています。
他所ではあまり見ないディテールで目立ちますね。
リーズの個性が現れているように思います。
余談
リーズもオールデン990もアメリカントラッドのイメージにピタリとハマるプレーントゥダービーだと思います。
外羽根ですし、コバの張ったダブルソールですし、本来はカジュアルな靴ですよね。
それでも特にブラックのプレーントゥダービーはある程度畏った場でも履けるドレス感があるように思います。
それは軍靴の影響にあるのかなぁ。
ミリタリーオフィサーがプレーントゥダービーを履くならば、基本的にどのような場でも、それこそフォーマルな場でも、制服とともにプレーントゥダービーなのではないかと。
プレーントゥダービーをドレスに履く時、そんな思いが頭をよぎったりします。
今回はここまでです。
ではでは。