こんにちは。
今日は雨も上がって晴れました。
じわじわ寒くなってきていますね。
サンダースのロングウイングチップについて書いています。
FUDGE10月号で見つけたタッセル付きのシューレースに一目惚れ。(笑)
でも、なかなか売っていない・・・。
ユーズドですが、やっと1足見つけました。
ところで、
サンダースも英国靴ブランドですよね。
にもかかわらず、何故アメリカンブローグ(ロングウイングチップ)なのか?
理由はトリッカーズの所で触れた通りで、
トム・ブラウンのせいです!(プレイバック♪)
繰り返しになるのでトム・ブラウンの説明は端折りますね。
そのトム・ブラウンのアイコンシューズがロングウイングチップで、
最初はトリッカーズが作っていました。
その後、サンダースへ切り替わったそうなのです。
トリッカーズのM6837のところでもご紹介したこちらのブログに書かれていました。
トム・ブラウン側は公表していなかったらしいのですが、サンダース側が・・・。
言いたかったんでしょうねぇ!(笑)
まぁ、見る人が見れば分かる事なのでしょうが。
ともかく、
サンダースのロングウイングチップの評判が良いのはトム・ブラウンのおかげも大きいのでは!?
ただ・・・なかなかネット販売が見つかりません。
ユーズドで多少あるかな、というくらいですね。
1075BG(?)
UK71/2です。
ブラックのスコッチグレインレザーですね。
インソックに王冠のプリントも入っています!
9749
上と同じブラックのスコッチグレインレザーで、UK8です。
こちらは王冠のプリント無しですね。
何か違うのかなぁ??
9732
UK7で、ブラウンのカーフです。
ダブルソールでボリューム感のあるコマンドソールとなっています。
コバに施された出し抜いの糸が生成り色でアクセントになっていますね。
靴についても少し書いておきましょうか。
ブローギング
親子穴の間隔を見ると、割と密ですね。
キャップのW字の中央の山も高いです。
羽根から履き口に沿って施されたブローギングのラインも丸みのある曲線とは違います。
縫製の糸を見ると、ダブルステッチになっていますね。
これらを見ていると、オールデンやアレン・エドモンズといったアメリカ靴で見たデザインに近いように思います。
メダリオンはちょっと変わっていて面白いですね!
ラスト
ラストについては特に情報が見つかりません。
上でご紹介した靴もそれぞれ型番が違いますよね。
他にも2123(https://www.t-fashion.jp/shop/greenlabelrelaxing/goods/9754979)など、様々な型番のロングウイングチップがあるようですね。
型番が違えばラストも違うのではないかと思われますが。
1075BGや9749は、甲やトゥも低めで、ノーズもちょい長めで、
見た目はオールデンのバリーラストっぽい感じかな、と。
9732は、少し高さがあって、重心が少し上に上がったような印象でね。
ポインテッドトゥでは無いですがトリッカーズのM6837タイプでしょうか。
ソール
オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法で、出し抜いのステッチが踵まで一周施されています。
コバも張り出していますね。
ただし、ストームウェルトやダブルソールといった仕様では無い靴もあるようですので、これらが標準かどうかは分かりません。
サンダースはロングウイングチップのバリエーションが多いようですね。
そしてカーフやスコッチグレインレザーですので、実用的な靴です。
トム・ブラウンの影響も感じますし、アメリカントラッドに馴染む靴に仕上がっていると思います。
ではでは。