こんにちは。
今日は雨も上がって久しぶりの天気!??
とはいえ、結構涼しくなりましたね。
月初の頃は、まだ暑さが続くのかなぁ・・・、なんて思っていたのが嘘みたい。(苦笑)
フルブローグの英国靴について書いてきました。
他にも、JOSEPH CHEANEY、Alfred Sargent、SANDERSなどなど、
英国靴ブランドは沢山ありますが、もうお腹いっぱいで・・・。(笑)
本当はクロケット&ジョーンズも足すか迷ったのですが、、、
迷うなら付けておこう!という僕の悪い癖。
で、結局、
なんだか思わぬ方向へ行きついてしまったような・・・??
もともとはフルブローグのカジュアルシューズをテーマにしていたのですが、
ドレスシューズに一歩足を踏み込んだら・・・沼。(苦笑)
さて、
フルブローグの英国靴を調べている中で思ったことがあります。
それは、「歴史のあるブランド」が作るフルブローグに対する評価が高いという事。
角度を変えて言うと、
歴史のあるブランドはフルブローグの定番靴を持っている、
作り続けている、
大事にしている、
という事ですよね!
他方で、先の言葉と矛盾するようですが、
「歴史のあるフルブローグ」が意外と少ないようにも思いました。
創業100年を超える英国靴ブランドが何社もあるにもかかわらず、
歴史のあるフルブローグとなると、僕の知りうる範囲ですが、
トリッカーズのバートンとチャーチのチェットウィンドくらいでした。
その理由をあれこれと妄想してみました。(楽)
例えば、
誂え靴として個別のフルブローグを作ってきた歴史はあっても、既成靴として定まったフルブローグを作ったのは20世紀終盤から、という事情があるのかなぁと。
特に20世紀後半頃から英国靴業界にも紆余曲折があったようで、現在のように自社ブランドで既成靴を展開するようになってからの歴史は案外浅いのかも!?
これは大衆向けの靴を作っていた既成靴ブランドでも言えるように思います。
というのは、多くの英国既成靴ブランドも自社ブランドを打ち出して世界に展開するようになってきたのはやはり近年の事だと思うのです。
この期間も“穴が無い”のが(笑)、先述したバートンとチェットウィンドでした。
また、昔からフルブローグは作り続けていても、時代の変化に合わせて廃盤から新作への切り替えを繰り返してきた事も考えられます。
フルブローグはクラシックなデザインなので、ずっと変わらないようにも思えますよね。
でも、ノーズの長さだったり、トゥの形だったり、ボリューム感だったり、やはり時代によって流行り廃りはあるでしょうね。
そういう意味では、時代の荒波を乗り越えてきたバートンや(173ラストへ変わってしまいましたが)チェットウィンドは本当に凄いですね。
例えば、
まだ発信されていない情報や、発掘されていないフルブローグ、
つまり僕の知らない情報はあるでしょうね。
各ブランドにはそれぞれ現在に至るまで作ってきた靴がある訳で、
その中にはまだ日本で知られていないロングセラーがあるかもしれません。
また、ブランド側にも忘れられている過去の名作だってまだあるでしょうね。
アーカイブに眠るキラリと光る名作を復活させる手法はこれまでもありましたので。
いずれにしても、現在まで続く老舗英国靴ブランドである事自体は確かなので、
その伝統の下で作られるフルブローグには英国靴らしい魅力がありますよね。
歴史のあるフルブローグはもちろん、たとえ新作であっても!
それが伝統の力なのでしょうね。
さて、
イギリス靴が終わったら、次はフランス靴!
っと行きたいところですが、、、
どうにもフランス靴で僕の興味がかき立てられるフルブローグが見つかりませんでした。
トラディショナルなデザインという事でJMウエストンも調べてみたのですが、
何となくピント来ませんでした。
因みにウエストンもフルブローグを作っていました。(過去形)
376というモデルで、もちろん素晴らしいですよ。
とても魅力的なブログも見つけました。
革質も作りも申し分なく、足にピタリとフィット。
しかも、今後入手が難しい貴重な靴。
まさに理想的な1足だと思います。
あ、公式HPをチェックしたら、現行でもトリプルソールのフルブローグダービーがありますね。
とはいえ、あくまで僕の場合ですが、
伝統的なフルブローグのデザインは英国靴に求めたい
という気持ちが強いようです。(苦笑)
逆に、
フランスのフルブローグであれば、フランスらしさを期待していまいます。
残念ながら、そういうフルブローグが見つけられませんでした。
むしろ、このポジションに居るのがUチップなのかなぁと思います。
イギリスがフルブローグなら、フランスはUチップ、
というのが現在の僕の捉え方ですね。
そう言いつつ、英国製のUチップが好きですが。(笑)
ではでは。