スポンサードリンク

夏だ、秋も、ローファーだぁ!? ⑫ SIGNATURE LOAFER(2)

 こんにちは。

 今日は曇り気味だったかな。

 でも、暑さはまだ引きませんね。

 大きな台風が来るとか・・・。

 心配ですね。

 

 では前回の続きです。

 フレンチトラッド なローファーの代表として、J.M.WESTONの180 SIGNATURE LOAFARについて書いています。

 

 それでは180ローファーの特徴と魅力について!

革質

 JMウエストンは革質の良さに定評のあるブランドです。

  まずはアッパー素材のカーフから。

 ベジタブルタンニン鞣しの上質な革は、フランスの名門タンナリー、デュプイやアノネイの革を使っているとの事。

J.M. WESTON第3の魅力、最高級の表革 | ファッション雑貨百華辞典 | 日本橋タカシマヤBLOGお

  特にデュプイに関しては一時期JMウエストンの傘下にあったそうです。(その後エルメスへ売却されたそうですね。)

 上質な靴を作るには上質な革が欠かせませんよね。

 

 昔雑誌で読んだ記憶があるのですが、革の世界にはヒエラルキーがあるそうで、上質な革を優先的に入手できる順序があるのだとか。

 現在もそうなのかは分かりませんが、良い革を入手するというのはそう簡単な事ではなさそうですね。

 

 そして、レザーソール。

 何とこちらは自社で製造しているそうです!

 しかも、頗る評判が良いのです!!

 およそ1年間もかけて、じっくり、しっかり、手間隙を惜しまずに作られるそう。

 その拘りにも並々ならぬものを感じますね!

 見た目に大きく影響するのはもちろんアッパーの革ですが、

 履き心地に大きく影響するのはソールの革ですよね!

J.M. WESTON 第2の魅力。〜世界ナンバーワンの底材〜 | ファッション雑貨百華辞典 | 日本橋タカシマヤBLOG

 

作り

 非常に丁寧な作りというのも180ローファーの魅力ですね。

 

 ローファーの顔とも言えるエプロンのモカ縫いは「拝みモカ」となっています。

 すなわち、サイドのパーツと甲のパーツを合わせて縫うという王道のモカ縫いですね。

 そのステッチも細やかで丁寧です。

 オールデンの986がつまみモカで革の厚みやステッチ糸が際立つモカなのに対して、

 180ローファーは革の厚みを抑えたシャープで細やかなモカですね。

 

 また、サドルに開いた窓の形もキリッとしたデザインがシャープな印象です。

 公式にはカモメのデザインとの事。

 個人的には仮面舞踏会のコレのイメージがあります。(笑)

 

 ローファー自体はコロンとしたフォルムなのですが、

 シャープなモカやサドルのデザインがしっかり引き締めていると思います。

 

 トゥにはセンターシームがあり、ヒールも縫い割りです。

 実はシグネチャーローファーのパーツはやや多め。(?)

 正確には、他所の高級靴ブランドが1枚革だったりするので多い印象がしてしまうのですが、ウエストンが通常なのだと思います。

 そして、ウエストンはパーツとパーツの縫いも非常に丁寧で美しいです。

 そういう意味では基本に忠実ですし、お手本たるに相応しいローファーですね。

 

 

 グッドイヤーウェウト製法ですが、コバの張り出しも抑えられていますね。

 もちろん縫いも綺麗に整っています。

 そして、180ローファーでは何とリブテープは使わずに中底からリブを作っているそうです! 

フランス研修いってきました!① │ SCOTCH GRAIN BLOG スコッチグレインブログ

  

 このように、180の作りは非常に丁寧です。

 革質の良さと相まって、上質で上品なローファーという印象に大きく寄与していると思います。

 しかも、丈夫という評判も高いですよね。

 

 デザイン

 もう1つ大きな魅力を挙げましょう。

 それはユニセックスなデザインであるという事。

 

 180ローファーはサイズの選択幅が飛び抜けて豊富な靴としても有名です。

 それはレングスとウィズの幅広い展開によるものですが、そのおかげで女性の足にもフィットするサイズがあるのです。

豊富なサイズ展開 フランス靴『J.M. WESTON』 | ファッション雑貨百華辞典 | 日本橋タカシマヤBLOG

 

 男女共に履ける靴として成立しうるデザインというのは、希有な事ではないでしょうか。

 (もちろん、今では180を模範としたローファーは沢山ありますが。)

 メンズにとってはエレガントな、

 レディースにとってはマニッシュな、

 それは今の「ジェンダーレス」という意識にも合うデザインなのではないかと思います。

 

 そして、緩く履いても良いと言う感覚のローファーを、足にピタリとフィットするローファーへと変えたのもフランス的なエレガンスかもしれませんね。

 

 そういえば、

 ラコステのポロシャツについて書いていた時に、滝川クリステルさんの記事を見つけて紹介しました。

滝川クリステルが考えるフレンチエレガンス|メンズファッションニュース|GQ JAPAN

 その中でフレンチエレガンスの根っこにあるベーシックについて学びました。(感謝)

 ラコステのL1212もそうですが、JMウエストンの180もベーシックですね。

 時代も性別も超えたベーシックの極みです!

  本当に凄い事だと思います!!(尊)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


スポンサードリンク