こんにちは。
暑さが引く気配は無いですね。
夏い毎日です!
では、前回の続きです。
『ISETAN 靴博 2020』へサッとお邪魔してきました。(急)
時世柄、行くかどうかすら悩んでいたのですが、
いろいろと僕なりに準備をして、
行って来て、
これが「新しい生活様式」なのかな、と。
で、
僕のお目当ては靴博別注のチャーチ73ラストなのですが、
新型コロナの影響もあって在庫が未だ入荷してきていないとの事。(残念)
ただ、予約は受け付けておられたのでお願いしてきました。
その際に、サイズ選びの参考に173ラストの試着をさせて頂きました。
今回はその「おまけ」です。
チャーチのラスト173と73の比較
左側が173ラスト、右側が73ラスト。
一見するとだいぶ異なるラストに見えませんか!??
173ラストの方がノーズが長く、インサイドストレートで気持ち内振りでしょうか。
73ラストは横幅(ボールジョイント辺り)がふっくらとした印象で、内外両方から爪先へ向かって綺麗に窄まって行き、間延びの無いノーズですね。
しかし、
どちらも
トゥがスクエア寄りの広いラウンド形で、
キャップも長過ぎず、
チャーチの顔をしていますね!
これが歴史であり伝統であり正統なのだと。(敬)
173ラスト
173ラストはスリムで長い現代的な形で、昨今のスマートな服にも合いますね。
スリムな見た目ですが、僕には特に幅が狭い感触は無かったですね。
捨て寸は見た目に違わず十分あります。
ただ、甲が少し高い感じでした。
細く長くて高いという傾向は他の英国靴ブランドなどでも感じます。
その場合、僕の足だとハーフサイズ下げてタイトフィットが多いかな。
またはマイサイズでDウィズでしょうか。
173ラストはFウィズ(他ブランドのE相当)のみでしたので、ハーフサイズ下が僕のサイズでした。
そういう意味では「少し大きめのラスト」でしょうか。
73ラスト
73ラストは1940年の誕生だそうです!
ファッションでは、60年代スタイルとか、70年代、80年代、90年代などと表現される事がありますが、73ラストはどの時代にも作られていたという事になりますよね。(凄)
これが本当の「クラシック」、つまり本物の一流品なのでしょう。
コンパクトで少し広くて低い形ですね。
ノーズも特に伸ばした感じでは無く、足にフィットする無駄の無い形だと思います。
エドワードグリーンの202と同じ傾向でしょうかね。
古き良き伝統的な英国靴という感じがします。
個人的にはサイズ判断の基準となるのはこのような靴だと思います。
デジタル採寸されたデータとも合致しやすいラストだと思いますね。
そして、今ではあまり見られない形ということもあって、
逆にスタイリッシュかな、とも思っています。(笑)
アンクル丈やノークッションくらいの裾丈で、靴を見せる感じで合わせたい気分!
少し緩いコンフォートな服との相性も良さそうな予感!?
トラッドな気分にぴったりな靴ではないかと。
まぁ本物のトラッドな靴ですから当然ですよね。(笑)
あらためて両者を眺めていると、カチッとした正統派のドレスシューズだなぁと感じます。
特にチャーチは作りも硬めなので、まさにカチッとです!
しかもホーウィンのシェルコードバン。
カジュアルな革とも言われるコードバンですが、見事な艶と張りがフォーマルなキャップトゥのドレス感を更に増しているように見えます。
173ラストか73ラストかは、自分の足と相性の良い方を選ぶのが正解なのでしょう。
長く履き続けてエイジングを楽しむのであれば尚更ですよね。
ただ、両靴の雰囲気は微妙に違うので、好みが生じてしまう余地が・・・。
そして、自分の好みというのは往々にして逆を欲する事がありませんか?(苦笑)
だから難しく、だから楽しかったりするのですが。(楽)
ではでは。