こんにちは。
今朝は割合気温も上がらず過ごしやすかったのですが、
日中に向かうにつれてぐんぐんと・・・。
やっぱまだ暑い!
では前回の続きです。
『ISETAN 靴博2020』はいよいよ明日からですね。
僕が気になっている靴博モデルは、やはり英国靴。
CROCKETT&JONESからは2足です。
「CHERTSEY」は何とホーウィン社のシェルコードヴァン仕様!(貴)
CHERTSEYは1960年代に誕生したそうです。
50年以上も作り続けられているチャッカブーツの名作です。
シンプルで美しいプレーントゥなのでどんな服とも合わせやすく、長く履き続けられる1足ですね。
スエードが一般的ですが、シェルコードヴァンは特別だなぁ。
「CRANFORD」は、エラスティック(ゴム)の色を4色展開した別注になっているようですね。
低めのトップラインが目を引くサイドゴアブーツは、ドレッシーな印象がします。
やはりシンプルで美しいプレーントゥなので、ビジネスでもカジュアルでもモードでも、どんな服とも合わせやすいでしょう。
エラスティックの色で個性が現れるファッション性の高い1足なので、自分だけの定番を選ぶ楽しさがありますね。
Church'sからは3足です。
何と往年の名ラスト73が使われています!
しかも全てホーウィンのシェルコードヴァン仕様!!
オンラインには無さそうなので、特別サイトの画像をご覧ください。
『靴博』別注モデル、2020年のテーマは「王道」のアップデート。|ISETAN靴博2020 | 三越伊勢丹オンラインストア 【公式】
「WESTBURY」はシングルモンクストラップ、
「CONSUL」はキャップトゥ、
「DIPLOMAT」はセミブローグ 、
いづれも73ラストの時から定番としてあり、
現在の173ラストになっても定番として作られている名靴です。
73ラストは
ノーズがちょっと短くて、
トゥはセミスクエアながらも広めで、
昨今のノーズ長めのシャープな靴からすれば古くて野暮ったく見えるかもしれませんね。(苦笑)
でも、僕はいかにもクラシカルな英国靴らしい雰囲気があって好きなんですよねぇ。
エドワードグリーンの202ラストにも似たような思いがあります。
最近はフレンチアイビーのようなトラッドに興味がある事もあって、
むしろ時代性が感じられて、今も美しいと思える靴は特に気になります!
何か本質的な美がそこにあるように思いますね。(真)
SANDERSからは1足。
「1345」はプレーンなスリッポンですね。
ブラックのスナッフスエードはきちんと感とリラックス感のバランスが良いですね。
マッドガードされたクレープソールはボリューム感がしっかりあって個性的。
ルームシューズのような外履きのような感覚が今っぽいのかもしれませんね。
英国靴の他にも、
Enzo BonafeやLe Yucca's、Stefano Bemerといったイタリア靴、
CARMINAやBerwick 1707はスペイン靴、
Otsukaやmadrasは日本靴、
も登場しますね。
どれもテーマ性のある別注で、作り手の意思が感じられますね。
伊勢丹は沢山の顧客に靴を販売しておられますから、今の顧客が靴に求めている感覚を肌でご存知だと思います。
ここ数年でワークスタイルはじわじわと変化してきたと思いますが、
今年の新型コロナウィルスの影響で更に変化は大きくなってきているでしょうね。
そして、今回のテーマが『「王道」のアップデート。』です。
伊勢丹がどのようなアップデートを提案されるのか、とても興味を持っています。
僕は勝手にこんな流れを想像しながら靴博2020情報を見させて頂いています。(楽)
これからの靴の姿を想像する楽しさを一人噛み締めている次第です。(笑)
発表された靴の画像を見させて頂いた僕の感想は、書いてきた通りです。
あらためて、
趣味性の高い希少な靴、
クラシカルでエレガントな靴、
リラックス感とワーク要素が加わった新しい感覚の靴、
が提案されているように思いますね。
もうねぇ、僕が王様だったら全部履いてみたい!(笑)
はてさて、
一過性のファッション靴で終わるのか、
新しい定番靴となりうるのか、
興味深いですね!
ではでは。