こんにちは。
今日も晴れでした。
流石に暑さにも慣れて・・・来ないよー!
オールデンのローファーについて書いてきました。
ブルックスブラザーズにも認められたオールデンのローファーは、アメリカントラッドの看板靴と言っても過言では無いでしょう!!
今回は、そんなオールデンのローファーの影響を受けていると思われる名靴を。
という流れで紹介したかったのが、
CROCKET&JONES BOSTON2 コードバン仕様
なのですが、、、、
売り切れてしまいましたね。
何とかこちらのショップで少しだけありそうです。
楽天でもカーフ製はありました。
CROCKETT&JONES BOSON2
黒のペニーローファーに白いリブソックスがたまらんですね!(好)
ゆったりとしたラウンドトゥ、
広く大きなエプロンに摘みモカ、
キュッと締まったハーフサドル、
など、オールデンの影響を感じませんか!?
何と言っても「BOSTON」、アメリカの街の名前ですから!
イギリス靴の代表格ブランドであるクロケット&ジョーンズは、多くの一流ブランドの靴を請け負ってきた歴史もあって、様々なスタイルの靴を作る事にも長けていると言われます。
もちろん作りは本格的な英国靴で!
ボストンも、全体の印象はオールデンの986のようなアメリカ的なローファーです。
ただ、違いももちろんあります。
例えば、サドル。
ハーフサドルは同じですが、
ボストンは中の切れ込みのハーフムーンの下側が丸い。
逆に986は上側が丸いですね。
例えば、ベロ。
ボストンは幅が広く短いデザインです。
986は半円形のようなデザインですね。
例えば、トップライン。
ボストンは履き口周りを補強する革の幅が細めですね。
986はその幅が少し太めです。
例えば、コバ。
ボストンはシングルウェルト仕様ですので、踵に出し抜いの糸がありません。
その為踵がコンパクトですっきりとしています。
オールデンの所で触れた「美しさを追求する踵」ですね!
またコバの張り出しも抑えられています。
これに対して、
986はダブルウェルト仕様ですので、踵も出し抜いの糸が囲んでいます。
コバの張り出しも特に抑えてはいない感じです。
例えば踵。
ボストンはセンターシームの入った割り縫い仕上げです。
986は八の字型のやや大きめの補強革を重ねていますね。
ここで補足情報を追加です。
986は伝統的なモカシン靴にならってか踵に芯が無いようで、その為補強革があるそうです。(最高級靴読本Vol.2のP30)
ボストンは月型芯がしっかり入っているのでスッキリとした見た目を実現しているのでしょう。
例えば、ソール。
ボストンはシングルソール仕様ですが、986はダブルソール仕様です。
このように、細かなデザインはやはり異なります。
その影響もあってか、
ボストンはやや軽やかでドレッシーな印象、
986はどっしりとしていてタフな印象、
でしょうか。
基本的にはどちらもシンプルなデザインですので、様々な服と合わせやすいでしょう。
ただ、細かいことまで考えだすと、相性の良い服は微妙に違うかもしれません。
ヨーロッパ寄りの服ならボストンの方が、
アメリカ寄りの服なら986の方が、
より相性は良いでしょうね。
とはいえ、
ファッションは組み合わせの妙を楽しむ面もありますから、
やはり自分の好みに素直に従うのが良いのかな!?(心)
今回はここまでです。
ではでは。