こんにちは。
今日も良い天気で、憎らしいほどの暑さ。(笑)
エアコンに感謝しなければいけませんね。
では前回の続きです。
ローファーの歴史と、現在もその歴史を受け継いでいるであろう代表的なローファーを見てきました。
イギリスやノルウェー、アメリカと、大西洋を超えて影響が行き来していたようですね。
さて、
僕が気になるのは何と言ってもファッションとしてのローファーです!
歴史の中でも、ローファーはアメリカのアイビーリーグの大学生達の間でファッションアイテムとして大人気でしたね。
それこそがアイビールックで、アメリカントラッドスタイル!
そのアリビーリーグに所属する名門大学への進学を目指すプレパラトリースクルールに通う生徒達の間で誕生したのがプレッピー。
より若い世代だけあって、ルーズでカラフルでポップ!
アイビーもプレッピーも同じような地域で、年齢的にも近い若者達によって作らられたスタイルなので、明確に区別するものでも無いのかな??
話が逸れてきましたが、(苦笑)
ファッションとしてのローファーを考える時、アメリカントラッドやフレンチトラッドの影響を受けない訳には行かない!?(笑)
むしろ、興味があるくらいです!
まずは、そんなアメリカントラッドなローファーから。
Alden 986
状態の良い中古があったのでこちらを掲載させて頂きました。
やはり新品でゴールデンサイズというのはなかなか見つかりませんね、、、。(難)
ローファーの本場アメリカで、アメリカ靴の王様とも称されるオールデンが作る定番のローファーです。
現在、純アメリカ製を維持しているドレスシューズはオールデンとアレンエドモンズくらいでしょうか!?
「986」はバンラスト(Van Last)を採用したアメリカでの定番ローファーで、バーガンディのコードバンを使ったモデルを指すのだとか。
因みにブラックのコードバンですと「987」です。他にカーフもあります。
更に、バンラストで甲部分を少し長く&高くした「99162(バーガンディコードバン)」や「99362(ブラックコードバン)」や「99267(ブラックカーフ)」という日本仕様のローファーもあるようですね。
バンラストは爪先が広めで、側面も立っているので、モカシン靴らしいゆとりのある空間があるそうです。
確かにトゥ周りは丸みがあり、エプロンも爪先近くまでしっかり伸びていますから、箱のような空間が生まれますね。
【特集|名靴を愉しむ(4)】キーワードで読み解く<ALDEN/オールデン>の魅力。 | RECOMMEND | 伊勢丹新宿店メンズ館 公式メディア - ISETAN MEN'S net
オールデンが日本で人気なのは、アメリカのブランドというだけで無く、日本人の足との相性も良いからなのかもしれませんね。
さて、オールデンにとってローファーはブランドの人気を急上昇させた靴のようですね。
きっかけは、そう、『ブルックスブラザーズ』です!
ブルックスブラザーズのローファーをOEMした事でオールデンの実力が世に広く知られるようになったそうです。
因みにブルックスブラザーズ用のローファーはライニングの無いアンラインド仕様との事。
より柔らかな履き心地になっているようです。
とはいえ、既に製造が終了。(残念)
ただ、日本にはアンラインドのオールデン製ローファーに熱心なファンがおられるようで!?
主にセレクトショップさん達ですが(笑)、時折「別注」という天下の宝刀を抜いておられるようですね。
さて「986」ですが、全体的にコンパクトで低い感じはWeejunsに通じる王道のアメリカンスタイルだと思います。
ただ、細部を見ていくとやはりオールデン!!
丁寧な作り込みで贅沢なローファーとなっています。
例えば・・・
今回はここまでです。
ではでは。