こんにちは。
暑さが止まりませんね。
それと、マスクの影響もあるのかな??
体に熱がこもりがちなので、時折放熱しないと・・・。
では前回の続きです。
ローファーについて書いています。
まずは歴史をざっと見て、
前回はイギリスの室内靴について書きました。
今回はもう1つのルーツと言われているノルウェーの方です。
1930年頃に誕生したという「Aurland moccasin」ですね。
なんと、『Auland』というブランドが現在もあるのですね!
日本語でのブランド説明とローファーの販売をされているショップもありました。
もう1店舗。
僕は今回初めて知ったブランドです!(興味)
記事によると、
創業者のNils Tveranger氏は渡米した先でネイティブアメリカンのイロコイ民族と出会い、彼らの履いているモカシンに影響を受けてアウルランドモカシンを作ったようですね。
Wikipediaで見た歴史の中に登場したあの人ですよね!?
2,2ー2,4mmというかなり厚めの革を使っているようです。
サドルやタンの革を見ても、その厚みが分かります!
防水的な靴文化によるものなのか、
丈夫な作業靴という事なのか。
その革ですが、
スイスとフランスで放牧された牛を使い、Sepeci社で鞣されたものとの事。
合わせモカ縫いですね。
切り端はそのままなのかな??
革を斜めにカットして断面同士を合わせて縫う三角モカよりもボリューム感がありますね。
革の厚みもあるので、増し増しですね。
形は、履き口が広めに取られていて、ノーズは長くも短くも見えない中庸でしょうか。
モカもトゥ付近まで伸びて、ゆったりとしたU字型を描いています。
踵もゆったりしていそうですが、深さが十分にありそうですね。
サドルの形が独特ですね!
上のラインが真っ直ぐで、下のラインは中央で上がり、いわゆる髭型!?
サドルの切れ込みは、全体的に細めですが、今度は下のラインが中央で下がっていますね。
そこにコインが入るようなので、サドルはエプロンに縫い付けられているようですね。
また、タンも少し大きめの丸型で、
足首近くまでしっかり被せる作りに見えますね。
甲で抑えてフィットさせるタイプなのかな??
トゥはスプリット型では無く、
インサイド側のサドルの下から縫い合わせ箇所がありますね。
踵にも革が重ねて縫い付けられています。
ソール付けはセメント製法との事。
当初の伝統的な製法とは違うのかな??
まぁ、現代の靴ですからね。
僕はまだ現物を見たことすら無いので、いつか見てみたいし、足を入れてみたいですね。(期待)
この靴が当初のデザインを受け継いでいるのかは分からないのですが、
現在のいわゆるローファーのデザインですよね。
もし当初のデザインを受け継いでいるのだとすると、ローファーの元祖はAurland moccasinと言えそうかな!?
ヨーロッパ中に広まったAurland moccasinがアメリカの雑誌「Esquire」によってアメリカに紹介され、アメリカのSpaulding社がこの靴をベースにデザインした靴を作り。ローファーという名前で販売したそうなので。
今回はここまでです。
ではでは。