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MEADWELL ④103ラスト(その3)

 こんにちは。

 今日は曇りでした。

 雨もちょっと降りましたね。

 

 さて、飛び飛びですが、靴の紹介の続きです。

 前回は103ラストの立体的な美しさについて(!?)書きました。

 今回もその流れに乗りながら、MEADWELLのディテールにも触れてみようと思います。

 

 インサイド側も見てみましょう。 

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 アーチのカーブが効いてグラマラスです。

  こちら側はバックルも無いので、とてもプレーンな見た目ですね。(笑)

 

 でも、そんなデザインだからこそ引き立つディテールが!?

 

 それはスキンステッチ!!

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 羽根の縫い付け箇所なのですが、

 羽根の革を被せて(重ねて)縫い合わせるのでは無く、

 革の断面と断面を、縫い糸を外に出さずに、縫い合わせています。

 これは手縫いを要する方法で、手間がかかるディテールです。

 

 そして、ハーフムーンステッチ。

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 やはり羽根の縫い付け箇所です。

 歩行時にテンションのかかる羽根の元部分は革を被せて縫い付ける構造になっています。

 そのステッチラインを半円の形すなわち半月型(ハーフムーン)にデザインし、

 ハンドステッチで仕上げています。

 ほとんどの靴ではここは直線で縫えるデザインにして、ミシン縫いですよね。

 その方が簡易で、機能的にも十分でしょうから。

 

 どちらもミシン縫いで作る事ができる箇所だと思うのですが、

 敢えて手間をかけています。

 これは装飾的な意味合いが大きいように思いますね。

 Church'sは質実剛健、実用かつ合理的な作りという印象が強いのですが、

 SHANNONとその派生形のLAMBORNとMEADWELLではこのような装飾的な手間を取り入れています。

 

 実用性だけを追求するのであれば、装飾に手間をかける事にあまり意味は無いのかもしれません。

 でも、靴への愛着や所有欲を満たすという面から考えると、手間をかけた装飾は大きな意味があるように思います。

 ブランドを代表する1足としてSHANNONが愛されている理由には、ハンドステッチの貢献も大きいのではないでしょうか。

 MEADWELLでもそこは省かれていませんし、大事なディテールという事ですよね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

追記!!

 International Gallery BEAMSで「取り寄せ」を受け付けています!!(驚)

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 ユーズドでもなかなか見つからない靴で、

 新品も他所では見つからないですね。

 レアな靴ですので気になった方はお早めが宜しいかと。


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