こんにちは。
今日は晴れたり、雨が降ったり、雷が鳴ったり、変化の大粋な天気でした。
タフな装いが要求される世界になったのかもしれません。
という言葉が出てしまったのは、あの映画を観ているから!?
今回はそのお話です。
以前「楽天お買い物マラソン」で購入した映画『007』ダニエル・クレイグシリーズを観ています。
この春公開が予定されていた最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、残念ながら新型コロナウイルスの影響で公開延期となりました。
ダニエル・クレイグのボンドもこれが最後らしいですね。
全5作品が繋がって完結すると言われているシリーズですので、
今は最終章前の復習期間として、過去4作品を観て準備しておこうと思います!
それでは『カジノ・ロワイヤル』からです。
冒頭はモノクロ映像から始まるのですが、
往年の(?)スパイ映画を思わせる趣向でしょうか。
そしてオープニングテーマ。
本作品は(ダニエル・クレイグ版)ジェームズ・ボンドが007に任命されるところから描かれていますね。
何と言っても、ダニエル・クレイグが若い!(笑)
彼のマッチョな体型はこれまでのジェームズ・ボンドのイメージとはやや異なるかもしれませんね。
前任者のピアース・ブロスナンは甘くソフトな感じだったのに対し、ダニエル・クレイグは精悍でクールな感じです。
その分アクションシーンの迫力は高まったと思います。
マダガスカルで爆弾魔モロカを追走するシーンが映画の初めの方で観られるのですが、
工事中の鉄骨剥き出しのビルで格闘するアクションはもう凄いです!!
他にも肉弾戦が結構多いように思いました。
これほど血まみれのボンドも珍しくないですか!?(笑)
また、そもそも優等生タイプでは無いボンドの荒削りな部分もよく現れているかと。
枠に収まらないというか、枠を嫌うというか、正統派を演じていても簡単に崩してしまいます。
そんな若く血気盛んな(?)新米エージェントのジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグに合っています。
今作では、カジノという心理勝負の戦いからも分かりますが、ボンドの気質や心理面が色濃く描かれているように思います。
ボンドの心理面に突っ込んでくる魅力的な女性が2名登場しますね。
一人はM。
大人の女性です!(笑)
これほどMと会話するシーンの多い007って以前にはあったのかなぁ??
少ない言葉で叱責し、容赦無い指示で007を縛ったり解放したりでコントロールするM。
007を部下に持つMの器の大きさをあらためて感じます!!(笑)
もう一人がヴェスパー。
ミステリアスな瞳が印象的な黒髪の美人さん!!
ドレス姿なんてもう!!!(うっとり)
御姿の美しさはもちろんなのですが、ヴェスパーがこれほど魅力的となったのは彼女の会話のシーンが多い事にもあるのかな。
ヴェスパーの人間性が僅かに見えてはまた隠れ、ミステリアスな魅力が残る素敵な女性ですね。
彼女と過ごした濃密な時間は短くても、ジェームズ・ボンドの内面はぐいぐいと引き出されたように思います。
007はプロとしての冷徹な面が根本的にあって、だから表面的で軽快な遊びを楽しむ姿が印象的だったりするように思います。
あまり本心を出さない、将来を考えない、今を生きている、という感じでしょうか。
知識と拘り、タフさ、瞬発的な判断力、高度で性格なテクニック、今をサバイバルする強さに男は憧れます。
それは時に、味方には傲慢に見えたり、敵には鼻につく感じに見えたり、するようですが。(苦笑)
しかし、ジェームズ・ボンドも人間なわけで、彼にも背景があるのです。
そういうところにも踏み込んで描かれていく作品シリーズになっていると思います。
これは時代の要請でもあるのかな。
昔のままの007像では現代の人々は許容しづらいのかもしれません。
あれこれ好き勝手書きましたが、
結局のところ、
ダニエル・クレイグ版007はやはりカッコイイです!!
今回はここまでです。
ではでは。