こんにちは。
今日はさすがに寒かったです。
徐々に天気も崩れていくみたいだし・・・。
今日1月22日は『カレーの日』だったそうですよ。
朝ラジオで知りました。(へぇー)
冬にカレー・・・どうなんだろう、なんて思いましたが、
「カレーうどん」なら、良いねぇ。(笑)
さて、Crockett&JonesのALEXを紹介しています。
ホーウィンシェルコードバン仕様は伊勢丹2019年靴博の別注品です。
この別注では単にアッパーをコードバンに変えただけで無く、
作りもメインコレクションからハンドグレードへ変更されています!(嬉)
その違いの1つとして前回はアウトソールについて書きました。
今回はコバです。
!??
コバ???
・・・ええ、地味です。(苦笑)
でも、
ま、
見てみましょうよ。(笑)
何か気が付きますか??
・・・・
!?
あれ?、マッケイ??
それもそのはず、
グッドイヤーウェルト製法に見られるコバの出し縫いの糸が無いのです。
でも、コバをよ〜く見ていると、、、
コバの中をグルーっと走る切れ込みの跡(線)がありますね!!
どうやら出し縫いの糸はそこに埋まっているようです。
これは「ブラインドウェルト」と呼ばれる手法らしく、
ビスポークのドレスシューズでしばしば見られるらしいです。(ヘェー)
確かに一手間かかりますよね。
コバにステッチが無くなる事でコバの見た目がすっきりします。
コバの張り出しも抑えられていますね。
コバの主張が抑えられた事で、ホールカットの削ぎ落とされたシンプルなデザインの邪魔をしていませんね。
そのため、革の質感とラストのフォルムがそのまま伝わってきます。
それと、
前回も少し書きましたが、アウトソールのウエスト部分にも一手間が入っています。
コバの張り出していた部分を削っています。
これによってウエストが細く見えます。
アーチの立体感も引き立ちます。
この辺りも、コードバンの張り感がより伝わる仕上がりになっていると思います。
こんな感じで、ハンドグレードはコバの仕上げにも手間をかけています。
実用性には、、、特に影響しないでしょうね。(笑)
いや、むしろ、オールソールの際にはかえって手間がかかるのでは・・・。
美しさを求める事に価値を認め、
手間をかける事に価値を認め、
その結果としてコストアップを許容できる、
そういう人向けの仕上げなのかもしれませんね。
今回はここまでです。
ではでは。
ハンドグレードの名品
Belgraveにはもちろん黒もあります。
ドレスに強い黒ですが、パンチドキャップトゥなので畏まり過ぎないかと。
僕のALEXと似ている!?
HANOVER2はハンドグレードでカーフのホールカット 。
この靴、良いなぁ。