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JHON LOBB MILTON ②(アイレット)

 

 こんにちわ。 

  風が冷たいけれど、天気は良い。

 日当たりの良い室内にいると温室~。

 でも、油断して外に出るとブルブル~。

 特に意味無し!

 

 それでは、前回の続きです。

 

 前回は、「プレーントゥダービー」の代表靴であるChurch's(チャーチ)のSHANNON(シャノン)とAlden(オールデン)の990を紹介しましたね。

 両者とも、丸みとボリューム感のあるラスト(木型)に張り出したコバが特徴で、どっしりとした印象の靴です。

 これに対して、JHON LOBB(ジョンロブ)が作ったプレーントゥダービー『MILTON』は、、、からが今回のお話です。

 

エレガントなプレーントゥダービー

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 僕がこの靴に惚れた最大の理由は❝エレガント❞です。(照)

 僕の国語力では説明が難しいのですが、試みてみます。

 

アイレットの数

基本は5アイレット(?)

  プレーントゥダービーの多くは5アイレット(靴ひもを通す穴の数が5対)ではないでしょうか。

 上で述べたシャノンや990も5アイレットです。

 そして、これがプレーントゥダービーの基本なのだと思います。

 

 この点、アイレットの数が増えれば、それだけ羽根の長さも伸び、ノーズを覆う事になります。

 逆に、アイレットの数が減れば、ノーズが表れる事になりますね。

 

 では、MILTONのアイレットを見てみましょう。

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 「4アイレット」です。

 ですので、ノーズが少しだけ長く見えます。

 僕はこのバランスにやられました。(どっきゅーん)

 

 付け加えると、ヴァンプ(甲)にさり気なく見えるアーキュエットステッチも大好きです。

 このステッチは、一枚革のフロントに敢えて入れられています。(タンが外付けされている訳ではありません。)

 この辺りの意匠はロブパリらしいと思います。

 

2や3アイレットもあります

 プレーントゥダービーには、2アイレットや3アイレットの靴もよく見かけます。

 2~3アイレットとなると、ノーズがだいぶ長く見えて、かなりドレッシーな顔になります。

 また、両羽根を閉じた形が履き口に向かってV字となる場合もあり、5アイレットの雰囲気とはだいぶ変わります。

 

 この辺りは好みかと思いますが、僕はカジュアルに合わせるのは少し難しいかな、と。

 そして、ビジネスにしては色気が有り過ぎるかな、と。

 

 僕が2~3アイレットの靴を選ぶとしたら、Corthay(コルテ)のような華やかな感じのものかな。  

 完全なお洒落靴ですね。

 履く機会が少ないか、、、。(泣)

 

4アイレット

  僕としては丁度良いバランスなんです~。(笑)

 僕の靴も、基本的には大人しい顔ですよね。

 これは5アイレットの基本をベースにしているからだと思います。

 そこにほんの少しだけドレス度を増した感じ、が4アイレットではないかと思います。

 なので、ウールにもデニムにも合わせられます。

 

 そして、ジョンロブの流麗な7000ラストの良さも活きていると思います。

 スッとしたノーズは品が宜しく美しい!(惚)

 4アイレットがそれをさり気なく強調しています。

 

 

 横から見てみましょうか。

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 外羽根の切り替えしがヒールの方へ深く入っていくので、横顔もエレガントです。

 細やかで丁寧なシングルステッチなので悪目立ちしていませんね。

 ここもロブパリらしいと思います。

 

 そして、外羽根がこの靴のアクセントになっていると思います。

 ここはアーキュエット部分だけを丁寧なダブルステッチにして、魅せています。

 さり気なく、でも意志を込めて、流石ロブパリです。(感)

 

 履き口のラインも絶妙なので、リアもシャープですね。

 しっかりデザインされた形だと思います。

  

 本当にエレガントなプレーントゥダービーです。

 ベタ惚れです。(照)

 

 今回はここまで。

 続きはまた次回です。

 では、では。


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