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レザーソール(魅力)

 

 こんにちわ。

 突然ですが、みなさんの靴はどのようなソールでしょうか?

 

 今回はレザーソール(革底)について書きたいと思います。

 

前置き

  ざっくりとですが、ドレスシューズのソールには、大きく分けて

①革で作ったレザーソールと

②ゴムで作ったラバーソール

 がありますよね。

 そして、①については、仕上げのお化粧具合(ヒドゥンチャネルやカラス等)で細分化されています。もちろん、拘る方は革質やメーカーで更に分類をされます。

 また、②については、ビジネス向けからアウトドア向けまで形状や材質の異なるソールが種々あります(ダイナイト、コマンド、リッジウェイ、クレープ、等々)。

 更には、革とゴムを部分的に使い分けたソールもあるようです。

 

 僕の感想ですが、今は実用面からラバーソールの方が人気があるかもしれませんね。

 グリップ力もありますし、急な雨でも安心なので。

 実は、今回レザーソールについて書くと言っておきながら、僕の靴もラバーソールの方が多いです...。

 

 ただ、靴の歴史って長いですよね。

 その中で、ラバーソールは比較的新しい訳です。

 それではラバーソールが生まれる前はというと??

 そう、レザーソールですよね。

 

レザーソールの魅力

  僕を含め、世の中には「古き良き」や「昔ながらの」に反応してしまう人種がいます。

 そういう人種にとって、レザーソールの存在は無視できないのです。

 そして、レザーソールは美しい!

 アッパーと違い、路面に直に接して傷つく革なのに。

 これは大変大きな魅力です。

 

 ソールに使われる革は、アッパーの革とは違い、堅く引き締まった丈夫な革です。

 その革に色付けがされたり、刻印が入ったり、化粧釘が並んだり、とブランド独自の美意識が込められていきます。

 

カラーリング

  この点、僕が最初に衝撃を受けたのはエルメスのコレクションでした。

 僕がファッションに興味を持ち始めた2000年頃の事です。

 革靴を履いて歩くモデルの後ろ姿をよく見ると、なんとソールの色がエルメスオレンジ!!

 いやー、カッコイイ。美しい。

 欲しくて欲しくて、なのですが、高い! 

 そりゃそうです。エルメスですから!

f:id:maeego:20181127234541j:plainこれです、これ!!

 

 この衝撃は、その後の僕の靴に対する見方に大きな影響を及ぼしましたね。

 というのも、革靴に限らずスニーカー選びにおいても、ソールに惹かれる事があるからです。 

 その1つがNIKEAIR VAPOR MAXです。

 VAPOR MAXはソールの個性が魅力です!

 いづれ紹介したいと思っていますが、atmosさんの写真にやられました

(笑)

f:id:maeego:20181127143911j:plain光るソール?? カッコイイ。

 

  革靴に戻ります。

 他にも、クリスチャン・ルブタンの赤いソール、ストール・マンテラッシの青いソール等、レザーソールに綺麗な色を取り入れたブランドは有りますね。

  

 もちろん、古典的かつ正統派の色付けはカラス仕上げですよね。

 ソールを黒く塗るのですが、半分黒い半カラス、全面黒い全カラスがあります。

 どこに履いて行っても間違いの無い、大変美しいデザインですね。

 老舗の高級靴ブランドのカラス仕上げといったらもう、ね!!

 まさに紳士のエレガンスの完成形です。

 

メンテナンス

  素材が革なので、メンテナンスをする楽しさも有ります。

 汚れを落とし、栄養を入れてあげると気持ち元気になったような気がするのです。

 そして、メンテナンスをした革底の靴は軽くなった気がします。たぶん気のせいなのでしょうが(笑)。

 軽いというのは、重量的にというよりも、感触的な清々しさの影響でしょうか。

 これはラバーソールでは味わえない感覚ですね。

 

 因みに僕は、レデッカーのブラシで汚れを払い、堅く絞った濡れ布巾で拭き上げてから、ペネトレイトブラシでタピールのオイルを塗っています。

  

  

  

 

 

 

 タピールのソールオイルはBriftHの長谷川さんもお勧めしていますよね。

 柑橘の香りも良く、使っていて心地良いですよ。

 

 履き心地

 反りについては、レザーソールの厚さはもちろん、グッドイヤーウエルト製法のように中物(コルク)やリブといった反りづらいモノが入っている場合とマッケイ製法のように反りづらいモノが入っていない場合で変わってきます。

 ただし、それは履き始めの頃の違いです。履き続けて馴染んでくればグッドイヤーウエルト製法であっても反りは良くなります。

 同じ作りで比べれば、ラバーソールより反りは良いと感じます。

  反りが良い事で足の自由な動きへの抵抗が少なくなるので、快適性が上がります。

 

 また、レザーソールはソールを介して路面の感触を適度に感じられるのも魅力です。

 悪路ではデメリットになるかもしれませんが、整備された日常生活環境においては心地良い感触です。

 

 そして、レザーソールはソール自体が割合軽い方だと思います。

 スポンジソールのような軽いソールもあるますが、大概のラバーソールより軽いと言っていいと思います。

 もちろん、ソールが重いから履き心地が悪いとは限りません。

 ただ、ソールが軽いと気持ちも軽やかになりますね。

 一見テキトーな事を言っているように思われるかもしれませんが、案外大事な事ではないでしょうか?

 靴が自分に与える精神的な部分ですので。

 結局ここが結論かと思います。

 

 レザーソールの魅力は、「見た目の美しさと足馴染みの心地良さから得られる精神的な軽やかさ」ではないかと。

 

 今回はこの辺で。

 続きは次回に。

 では、では。


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