こんにちわ。
昨日はトリッカーズのバイカーブーツ「M7583」を紹介しました。
今日はM7583の履き心地について書こうと思います。
コーデ一案
昨日も少し触れましたが、アンクル丈パンツとの組み合わせです。
ヒール上のバックルがチラっと見える感じが気に入っています。
履き心地
ソールが硬いよ、堅いよ。
最初に紹介したトリッカーズのWモンクストラップシューズ「M7824」の時にも書きましたが、トリッカーズのカントリーシューズラインの靴はやはり、硬い、重い。
まぁ、「重い」のは特に苦になる程では無いので問題はありません。
しかし、「硬い」のは足の数か所にダメージが及ぶのでやはり辛い面はありますね。
どのくらい硬いかというと、ほとんど靴が曲がらないくらい、と言ったら伝わるでしょうか?
通常、靴を履いて歩けば甲の所に履き皺が入りますよね。
つまり、歩けばその部分が曲がる訳です。
ところが、トリッカーズのカントリーシューズラインの靴はほとんど曲がらないのです!
それでは歩けないでしょ?
いえいえ、靴をよーく見て下さい。
↑つま先です。
アウトソールが地面から離れて上に反っていますよね。
これを「トウスプリング」と呼ぶそうです。
トウスプリングがあることで、ソールの形状が歩行時の軌道に合わせた設計になります。
よって、トリッカーズのカントリーシューズラインの靴は、甲の部分で靴が曲がりづらくても歩けるように(履き込めば曲がるんですけどね)、トウスプリングを作る事で歩けるように作られているのだと思います。
例えばこのブーツの場合、靴ひもをきちんと締めなくても歩けてしまうのですよ。
だって、ブーツは脱げづらいし。
ただし、トウスプリングがある事により、トウ内部の空間は狭くなります。
つまり、つま先は若干窮屈なフィット感となります。
特に履き始めの頃のソールが板のように硬い時、つま先はトウスプリングに合わせてやや沿った状態となり、踵はインソールに乗ると、土踏まずがインソールから浮いた状態になります。
イメージとしては、U字に沿った板(これが靴のインソールの形状)の上に、真っ直ぐな板(これが足裏の形状)を置くと、真ん中に隙間ができるといったところでしょうか。
これでも歩けるのですが、快適かと問われれば、否。
ただ、履き込んでインソールのコルクが沈み、自分の足の形状になってくれば、ソールと足裏がフィットするようになりますのでご安心を。
靴が足に馴染むまでの忍耐ですね。
3年以上(冬場だけですけど)経ちますが、甲の履き皺は、、、ほんのり?
最大の試練
端的には、踵。つまり靴擦れです。
靴擦れの原因について確固たる根拠は分かりません。素人ですから。
それでも湯気が出そうな位頭を働かせると、
・ソールの反りが少ないので足裏の屈伸と合わない為。
・靴内部の踵部の合わせ目(縫製箇所)が少し隆起していて足に当たる。
ではないかと思われます。
(これらは、MOLTONにも有るのだろうか?)
それでも経験上、靴が馴染んでくれば解決されるだろうと思います。
英国靴において誰もが通る道、靴が馴染むまでの道のりですね。これもまた楽し。
とはいえ、未だに踵は痛くなります。
もっと遠くまで一緒に歩きたいのですが...。
このブーツを履く時は、厚手のソックスが必需品です。
外から見ると、力強くも美しい踵なんですけどねー。
感想
トリッカーズは、派手さは無いが素直で綺麗、芯の強さを持った魅力的な靴です。
変にこちらに合わせるなんてことはしない。自分というものを持った靴。だから、時に喧嘩して痛い目に合わされるなんてことも。
それでも、ゆっくり、じっくり、付き合っていくうちにだんだん寄り添ってくれるようになります。
そうなると、もう離れたいとは思わなくなりますね。
では、では。