スポンサードリンク

キャップトゥダービーで! (88)EDWARD GRENN ⑨ DUNDEE (C)ヴェルトショーン

 昨日この記事を公開するのを忘れてしまいまして、、、。(沈)

 遅くなりまして申し訳ございません。

 あらためまして、

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 秋晴れ・・にしては、ちょっと暑かったような・・。

 

 『エドワードグリーン』のキャップトゥダービー「DUNDEE」を取り上げています。

 『エドワードグリーン』としては珍しい(?)、

 ボリューム感のある、

 カントリー・・いやミリタリーライクなデザインのモデルですね!

後ろ姿

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0276/5047/products/IMG_2982_ff1b81cf-36f3-4ba4-92bb-d082bff55f5c_550x.jpeg?v=1452784169

 本靴はロングヴァンプなので、

 アウトサイドカウンターの革の切り返しも無いので、

 ヒールで縫い合わされているのはヴァンプの革です。

 

 縫い割りで、上端はドッグイヤーです。

 かなり大きな「耳」デザインが特徴的ですね!

 

 迫力のある後ろ姿でカジュアルな印象ですね。

 

BEAMS Online Shop

 

 ソールにも注目します。

 ヒール周りもコバが張り出していますね。

 その上には出し抜いのステッチも走っています。

 オールアラウンドグッドイy・・・

 では無いのです!!?

ヴェルトショーン

 ここはアーモンドカラーの方が分かりやすいと思います。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0276/5047/products/edward_green-9159_1100x.jpg?v=1464604552

Edward Green Dundee Veldtschoen construction in Almond Country calf gr – Frans Boone Store

 商品説明にもありますが、Veldtschoenなのです!

 ヴェルトショーン製法は、『クロケット&ジョーンズ』のキャップトゥダービー「PEEBLES」の時に書きました。

キャップトゥダービーで! (12)CROCKETT&JONES PEEBLES ② - 靴と歩む、僕の...

 グッドイヤーウェルト製法と共通する部材で構成されていて、

 違いは底付けの際のアッパーの位置ですね。

 ヴェルトショーン製法では、アッパーはコバの上に乗り、その上から出し抜いがかけられています。

 画像のコバの色を見るとアッパーと同じアーモンドですね。

 

 寄りの画像(↓)で再確認。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0276/5047/products/Edward_Green_Dundee_almond_Calf-9163_550x.jpg?v=1464604552

Edward Green Dundee Veldtschoen construction in Almond Country calf gr – Frans Boone Store

 コバの一番上にある革がアッパーの革なのです!

 これによりアッパーとコバの間に隙間が生まれず、防水防塵性に優れるという利点があります。

 

 そして、比較対象として度々登場している「CAINGORM」もヴェルトショーン製法でしたね。

キャップトゥダービーで! (30)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM 2R(D) 底付け - 靴と歩む、僕の...

 『チーニー』ではライバルの少ないヴェルトショーン製法を強くプロモートしています。 

 というのも、実は手間隙と技術を要する製法なようで、

 実際、この製法の靴を見かける事はとても少ないですよね。

 

 

 そんなヴェルトショーン製法が「DUNDEE」でも採用されています。

 ここで「DUNDEE」の初回冒頭で触れた「Ⅲ」が無いという話です。(再)

キャップトゥダービーで! (86)EDWARD GRENN ⑨ DUNDEE (A) ラスト58 - 靴と歩む、僕の...

 初回の頭で取り上げた記事に掲載されているモデルは「DUNDEE Ⅲ」ですね。

 https://www.mens-ex.jp/brand/shoes/images/edwardgreen_model_DUNDEE3.jpg

 DUNDEE 3(ダンディー3) | MEN'S EX ONLINE |

 「Ⅲ」のコバに注目すると、

 ストームウェルトが見えますね。

 という事は、アッパーの上に(外側に)ウェルトが位置しているので、

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法でしょうね。

 

 つまり、ヴェルトショーン製法では無いから「Ⅲ」なのかなと。

 そして、本靴はヴェルトショーン製法だから「無( つまりⅠ)」なのかなと。

 本当にそうなのかは分かりませんが、大きな違いはそこ(底)ではないでしょうか!?

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

三越伊勢丹オンラインストア


スポンサードリンク