昨日この記事を公開するのを忘れてしまいまして、、、。(沈)
遅くなりまして申し訳ございません。
あらためまして、
こんにちは。
今日も晴れました。
秋晴れ・・にしては、ちょっと暑かったような・・。
『エドワードグリーン』のキャップトゥダービー「DUNDEE」を取り上げています。
『エドワードグリーン』としては珍しい(?)、
ボリューム感のある、
カントリー・・いやミリタリーライクなデザインのモデルですね!
後ろ姿
本靴はロングヴァンプなので、
アウトサイドカウンターの革の切り返しも無いので、
ヒールで縫い合わされているのはヴァンプの革です。
縫い割りで、上端はドッグイヤーです。
かなり大きな「耳」デザインが特徴的ですね!
迫力のある後ろ姿でカジュアルな印象ですね。
ソールにも注目します。
ヒール周りもコバが張り出していますね。
その上には出し抜いのステッチも走っています。
オールアラウンドグッドイy・・・
では無いのです!!?
ヴェルトショーン
ここはアーモンドカラーの方が分かりやすいと思います。
Edward Green Dundee Veldtschoen construction in Almond Country calf gr – Frans Boone Store
商品説明にもありますが、Veldtschoenなのです!
ヴェルトショーン製法は、『クロケット&ジョーンズ』のキャップトゥダービー「PEEBLES」の時に書きました。
グッドイヤーウェルト製法と共通する部材で構成されていて、
違いは底付けの際のアッパーの位置ですね。
ヴェルトショーン製法では、アッパーはコバの上に乗り、その上から出し抜いがかけられています。
画像のコバの色を見るとアッパーと同じアーモンドですね。
寄りの画像(↓)で再確認。
Edward Green Dundee Veldtschoen construction in Almond Country calf gr – Frans Boone Store
コバの一番上にある革がアッパーの革なのです!
これによりアッパーとコバの間に隙間が生まれず、防水防塵性に優れるという利点があります。
そして、比較対象として度々登場している「CAINGORM」もヴェルトショーン製法でしたね。
キャップトゥダービーで! (30)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM 2R(D) 底付け - 靴と歩む、僕の...
『チーニー』ではライバルの少ないヴェルトショーン製法を強くプロモートしています。
というのも、実は手間隙と技術を要する製法なようで、
実際、この製法の靴を見かける事はとても少ないですよね。
そんなヴェルトショーン製法が「DUNDEE」でも採用されています。
ここで「DUNDEE」の初回冒頭で触れた「Ⅲ」が無いという話です。(再)
キャップトゥダービーで! (86)EDWARD GRENN ⑨ DUNDEE (A) ラスト58 - 靴と歩む、僕の...
初回の頭で取り上げた記事に掲載されているモデルは「DUNDEE Ⅲ」ですね。
「Ⅲ」のコバに注目すると、
ストームウェルトが見えますね。
という事は、アッパーの上に(外側に)ウェルトが位置しているので、
オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法でしょうね。
つまり、ヴェルトショーン製法では無いから「Ⅲ」なのかなと。
そして、本靴はヴェルトショーン製法だから「無( つまりⅠ)」なのかなと。
本当にそうなのかは分かりませんが、大きな違いはそこ(底)ではないでしょうか!?
今回はここまでです。
ではでは。